レイシャル・プロファイリング(公権力による差別)について①
今、警察官の行動で問題視されていることがあります。
「レイシャル・プロファイリング」という言葉をご存じでしょうか?
公権力による差別という意味で、最前線で公権力を執行している警察官の職務質問が問題となっているのです。
その中でも、外国にルーツを持つ人が、見た目だけで「犯罪をしていそう」と判断されているという声が挙がっています。
例えば、
・見た目だけでドラッグを持っていると疑われ、ズボンを脱がされて下のものを見られた。何ももっていないことを確認すると誤りもせずに脱がせたまま立ち去って行った。
・自宅近くのごみ捨て場で声を掛けられ、自宅に在留カードがあると伝えても「常に所持していないと犯罪」と言われ警察署につれていかれて3~4時間拘束された。
・女性が、公衆の面前で荷物の中の下着まで出され。精神的な苦痛を受けた。
といった証言があるようです。
こんなこと、本当に日本の警察官がするとは思えないのですが、読むだけだと酷すぎるんじゃ…と思わされてしまいます。
今の警察官は、被疑者に対しても人権尊重には敏感です。
一昔前の、被疑者に対して乱暴に声を荒げる、なんてことしたら弁護士に訴えられることを重々承知しているので、取り調べも慎重に行われているのですよ。
だけど世の中にこういった声が出ているというのであれば、少なくとも相手の逆鱗に触れる程のものだったのでしゅう。
どのような経緯で職務質問が行われたのか、この証言だけでは分かりませんし、どこまでが本当かも分かりません。
防犯カメラが常にあるわけでもないですし、動画に撮られていても、訴える側が編集して切り張りされる可能性だってあります。
世の中の流れとしては、外国人でも被害者を擁護し、警察に批判の矛先を向かわせたいのでしょう。
そして証言の内容を見るからに、被害者として激しく訴えられたらどうなるか、少し危うい感じも受けますね。
警察官は職務質問をする際には、常に人権を尊重しながら礼儀正しく行うことが必要です。
いくら正当な職務執行であったとしても、相手が後々胸糞悪くなるような態度で行うと、こうやって恨みを晴らすように証言されることがあるかもしれないということです。