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光熱費について

今回は、警察官が使用する光熱費はどうなっているか、ということについてお話をしたいと思います。
車両を動かずガソリン代はもちろん、冷暖房費に水道代、ガスも使われています。
さてこれらの光熱費ですが、財源はどこからとなると、やはり地方の税金からとなります。地方公務員ですからね。

「この税金泥棒!」という声も聞こえてきそうですが、議員宿舎などと違い、生きてく上で必要最低限の使用に限られています。

例えば、猛暑の続く夏場の交番でも、エアコンの設定温度や使用時間を制限され、「え、私たち殺す気なの?」と思わさざるを得ないくらいの通達を出されていました。
知っている方も多いと思いますが、外で勤務する警察官は、対刃防護衣といって鉄の鎧を付けて勤務しています。
それを真夏の炎天下で太陽の熱をたっぷり浴び、やっと交番に休憩に入っても冷房が効いていないなんて、この時代有り得ないと思いませんか?

しかしこれは、当時の地域課長が会計課に掛け合い、警察署勤務とは別に使用条件を緩ませてほしいといった交渉をすれば良かった事と思います。
ですが、当時は自らの出世にしか頭になかった地域課長でしたので、交番員はヒーヒー言いながら勤務していました。
まぁ、会計の勤務員など、交番にわざわざ視察に来ることはないので、程々を調整しながらやっていましたけどね。
パトカー勤務だと、車内にエアコンがあって快適だったようですよ。

表向きには従っておいて、いい塩梅にやっていくのはこの社会では特に生きる術となります。
↑これは特に覚えておいてください(笑)


冬は、石油ストーブを使っていました。
灯油代はかかってしまうけど、これがとても熱効率のいいことは、交番員はみんなわかっていました。
事件が比較的ない穏やかな日の休憩時間に、顔出しに来てくれた他の交番の方と、石油ストーブを囲みながら課長の悪口などを語ったのはいい思い出です。


水道代は主にトイレかなと思います。
そこらのコンビニやトイレで済ませることはできませんからね。
特に女性警察官は、拳銃などを付けた帯革というものを外してからの用足なので、警察署などでないと、なかなかリスキーなのです。


最後にガスですが、自炊用に使うことは滅多にありません。
カップラーメンでさえ満足に食べられないことがあるのに、料理中に事件が入ってしまっては無駄になりますからね。
では何用かと問われれと、シャワーのお湯かなと思います。当直明けでそのまま帰らずに勤務する人も居るので、警察署や交番には、シャワー室があるのですよ。


以上が警察官が勤務中に使っている光熱費関係についてでした。
家に帰れない勤務をしている以上、必須のものですね。


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