女性警察官のキャリア形成について②出世編
警察官の出世について語るには、階級が関係してきます。
階級はどうやって上げられるかというと、昇任試験に合格すれば上げることができます。
採用試験と同じように、一次試験は筆記で、SAという問題が出来たかどうかで合否が決まります。
SAはマークシートではあるものの、採用試験と比ではないくらい、きちんと勉強しなければ正解にならない問題が多く、参考書もあっせんで出ています。
そして見事SAに合格するような方は、実務でもそれなりの実力を兼ね備えた人が多く、合格者一覧を同僚と眺めては納得していました。
それから二次試験を受けるのですが、これが小論文や面接といった本当に個人の力を見られるところです。
合格者の枠がだいたい決まっているので、ほかの受験者との相対評価となることでしょう。
そうはいっても、会社員であれば「女性であるということだけで昇格できないことがある」という話や、「産休や育休で今までのキャリアが崩される」という話も聞くので、その点では警察官は男女平等です。
頑張ったらその分見返りがあり、上に行ける門が誰にでも開かれているという点は、恵まれていると思います。
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