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警察官の初任給

この4月から警察官となった方は、警察学校生活の約一ヶ月を乗り切り、初のお給料を貰ったことと思います。
この連休で羽を伸ばしている方も多いかもしれませんね。
今回は、警察官の初任給についてお伝えしたいと思います。

最初にお話しますと、当時の私の初任給の手取りは約8万円でした。
当時、明細が配られワクワクして開いたものの、正直「え、これだけ?」という感想でした。
教場も、ちーん。という音がどこからともなく聞こえてくるような雰囲気となりましたよ。
この金額だと、学生時代にそこそこアルバイトを頑張っていた人は、そちらの方が多かったかもしれませんね。

明細を見返して見ると、家賃込み三食付きの寮生活代、教科書代(私のときは約3万円でした)などが控除といって、お給料から前もって引かれていることがわかります。
教科書代は以外と高く、4月のお給料のみなので今後は考える必要はないでしょう。
警察学校時代の最初の年度の手取りは、その後14万円ほどが続きます。

しかしよくよく考えてみると、家賃が無料というのはとても恵まれた環境です。
官舎も格安ではあるけれど、実家から大学へ通っていた身分の私は、住んでいるだけでお金がかかるのは勿体ないところもあると考えてしまっていました。
また、後々痛感するのですが、給料天引きとしていても、栄養が考慮された食事が付いているというのは大きいと思います。
しかもご飯盛り放題(笑)!
警察学校を卒業した当初は、疲れ果てて帰った部屋で、料理をするのはなかなか大変でした。
誰かが食事を用意してくれている環境というのは、とても有難いものなのです。

また、学生時代はあまり考えなくてもよかった各種税金も引かれています。
この「税金泥棒が!」などと罵倒されることもあるかと思いますが、いやいや私たちだって税金しっかり払っていますからね…!
今後は保険なども入るよう講義を受けさせられ、それも給料天引きされていくことでしょう。
だけど目の前とほんの少し先の予定しか視野が広がっていなかった学生時代から、遠い将来を考慮してお金のことも計画立てていくのも社会人として必要なことですよね。

初任給は少しショックですが、この先使う機会もなかなか無くなるので、心配しなくてもお金は増えていきます。
それが年功序列の強みでもあるし、勤務が多忙な故に、お金を使うところがないこともあったりするのです。


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