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noteを始めたあの頃は

noteを書き始めたあの頃は早朝覚醒に悩んでいた。
四時台に目が覚めてもう眠れなかったり。
まだ寒い時期だったけれど起きてしまうことにした。
何か書こうと思ってnoteにアカウントを取ったわけではなかった。
昔の友人の記事が読みたくて、読んだらスキを押したりコメントしたりしたくて、それで登録しただけだった。
それなのに早起きしすぎた時間の使い方に、noteに何か書くことを思いついた理由はもう覚えていない。
でも毎日、使い方も良く分からないのに何か書いて、仲のいい人なんていなくて、目についた好きな記事の人をフォローしてみて、自分の記事にスキが5つもつくと嬉しかった。
そのうち少し物語も書いてみて、ライラック杯に俳句を応募してみて、シロクマ文芸部の美しいお題を目にして参加してみたくなり勢い任せの短編を書くようになり、『ひと色展』のいろの子ちゃんに短文を書かせてもらって秋には観に行くご縁が出来たり、騒ぎながらバトンリレーをしてみたり、ああここはいろんなことが出来て楽しいなあと思って書き続けていた。
だんだん仲良しの友達も増えて、さらに大切な場になった。
昔、20年以上昔、書くことに挫折した思いを小さく折りたたんで胸の一番奥に無理やり押し込んでいた私だったけれど、一年間なにかしら書いていたことで少し何かが楽になった。一年前には思いもしなかった今があると感じている。
もう一年書き続けたらまた思いもしない自分になっているかもしれない。思いもしないものが書けているかもしれない。

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