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雑草で庭を作る、、、からの

私がこの半年、庭仕事をしてきて理想として描いていることは、
「雑草と共存して庭を作りたい」ということだと気づいた。

先日、蔦屋でふと手に取ったこの本の一文が目に入った。
「雑草で庭を作れないか」
この一文に「これやわ!」と思った。

できるだけあわせて、なるべく逆らわない
それが庭師としての基本的な態度~ジル・クレマン

「動いている庭」より
これからの流れなのかな~
オットも農業の本で似たようなテーマの本を読んでいた

雑草ってなんだ?雑草と、庭に植えられる草や木と何が違う?
なんで、みんな雑草を敵の様に根こそぎ抜いたり、薬をまいて死なせてしまう?私は、雑草と共存できる庭を目指したい。草原のような庭が欲しい。でも、ほったらかしにすると、荒れて見える。
植物の生命力は旺盛過ぎて、私だってその中でぼおーッとしていたら、覆いつくされると思うくらいの旺盛さだ。でも、自然の中で私はホッとしていたいのだ。だから、少し譲り合って距離を保って共存したい。
でも、すごく難しくて、だんだん草ボーボーになる我が庭を見ながら、毎日、抜いてみたり、残そうと決めたり、迷走している私の問いへの答えだった。

そして、この春夏、私が目指してきた「草原のような庭」は、そう思って見ればちゃんとできていた。
私がグランドカバーに植えた植物と、この庭にもともといる草たちが、見事に共存して、青々とした庭になっている。
でも、自分の頭の中に、「庭」という概念が、「整備された端正な空間」「美しい花を手入れして咲かせている空間」と設定されているせいか、私が目指して今ある庭が、希望通りの庭になった、と思えなかったようだ。

旺盛な猫じゃらしは、場所を決めて。
私が植えた黒い葉のクローバーの茂みとお似合い
ここは、なんでもありゾーン
私が植えたエリゲロン、イワダレソウ、ワイヤープランツ、
クローバー、ローズマリーなども、ドクダミ草などの雑草の混ざって元気!
なぜか、シソも生えている。
見る人から見れば、カオスか😆

ここからは、私の庭のかわいい雑草の花たちと、
ちょっとしたオチのあるコーナーです😊

手前の小さな花たちは、ホントにミクロの世界。
地面にはいつくばって庭仕事をしているから気づくような小さな花。
そして、これも旺盛に葉っぱばかり伸びるのはなんだ?と思って抜かずにいたら、
つゆ草がさわやかな花をたくさんつけてくれた。
夏の庭では、つゆ草の葉っぱを残すのは、なかなかの忍耐。
この花は始めて見た。この硬くてつんつんした茎は、
夏の草が伸び盛りの庭ではさっさと駆られてしまいがちだろう。
少し忍耐して、どんな花が咲くのか見守ったら、
こんな素敵な姿。
地味に地面に這いつくばる草たちも、
結構抜いてしまわれがちな存在。
これも、そっとしておくとどうなるのか見ていたら、
こんなにかわいい花を咲かせてくれた。
別にジャマにもならないし、やはりそっとしておく。
これもそっとしておいたら、こんなにこんもり。
でもズームアップしているからこんな風に見えるけど、
立ってみてると、花はほとんど見えない。
近づくと、こんなにかわいい。
草抜き一生懸命している庭では見られないでしょう、とちょっと自慢の花。
つやっとした長い葉。こんもりと群れになって茂り、
かわいい実を付けました。くっつき虫ですね。
これも旺盛でほっとくと庭中に広がるので、ところどころに残す感じで。
葉が紫のカタバミ
ひっそりと
こちらはムラサキカタバミ3姉妹
ワンコも
私も心地よい庭になりつつあります。
毎日毎日、汗だくで庭仕事してる甲斐あり。

しかし、この後、恐ろしいことが、、、、
ここまでのかわいい花と平和な写真で終わっとこうか迷うところですが、

バランスを崩してくるん!とひっくり返り
笑って笑って起き上がれないでいるところを
娘が大笑いしながら写メ😂
手をかけて育てた花壇の草たちに、頭をふんわりと受け止めてもらって
結構気持ちよくこけてました😆

ちょうど写真を撮ってくれていた娘と二人、ひーひーと息が苦しくなるくらい大笑いしました。



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