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あるものはある、ないものはない、でも結局ぜんぶあるし。

私はニュースを全く見ないので、周りのニュースを欠かさず見る人たちから聞きかじるだけですが、ロシアのウクライナ侵攻の話を聞いて、子どもたちと話をしました。

21の娘の疑問は、「なんで人の土地まで入って行って領地を広げたいと思うのか?戦争して何かいいことがあるのか?誰がやりたくてやっているのか?」でした。私は新聞を読まないし、ニュースも見ないので、政治や世界情勢はまったく疎いので、オットの解説を聞きながら。

私見ですが、もう時代は大きく舵を切った。取り残されかけたロシアが舵を戻そうとしている、舵を戻さないと自分たちは生きていけない時代に入って行っていることを本当は知っているから。そんな感じかな。
どう考えても、今までの常識や当たり前の当たり前が通らなくなっている。
ロシアの今の状況は、時代が変わる前の最後のあがきのように思える。

この地球上で、武器で土地を奪い合いたいとか得たいとか、かなり時代遅れ。ニュースは分かりやすくやいやい言って騒ぎ立てているけど、特に30代以下の人たちの多くは、冷めた目で見ていることだと思います。

我が子たちを見ていても、もう、昭和の、多くを所有したい、何者かになりたい、競争に勝ちたいなんて、そんなところに価値観を全く感じていないなと思う。
自分は何ができる人間なのか、仲間と何か面白いことをやりたい、自然が好き。だからとても平和的です。
たくさん持たなくても、周りの人とシェアすれば、何でもあるのと同じ。
働きバチのように働かなくても、時間を大事に、家族を大事にできるような働き方をしたいと思っている。

きっと、世界中でそんな若者が増えているはず。そんな中での戦争に若者を借り出して命を落とさせているロシアがやっていることは、まさに大戦が起こり、テロが起こり、人と土地を権力者が奪い合った昭和の時代のリーダーシップの終焉を見せてくれている、という風に見えます。

この騒ぎが終わると、やっぱり違ったね、と、本気で、時代は変わった!!と知ることになるのかなと。

私の勝手な筋書きですので、悪しからず。。。

美しい星に生まれて、世界中に奇跡がたくさんある。
この世のものとは思えないような美しい鳥たちがいる、透き通る海を悠々と泳ぎまわるウミガメたち、誰も見ることがなくても森の奥で美しく咲き誇る花たち、氷の上を一生懸命走るペンギンたち、、、元気な農地を耕すと顔を出してびっくりして隠れようとするミミズたち、、、(みみずだ~って、おけらだ~って、あめんぼだ~って♬みんなみんな生きているんだ友達なんだ~♪)
毎日間違いなく登っては沈み、美しい景色を見せてくれる太陽、そして月や星。。。

農家さんが一生懸命作ったお米を、きれいな水で炊いて食べるおいしいごはん。昔の人の知恵で作られた発酵食品、お味噌汁や漬物のおいしさ。日本人で良かった。。。世界各地でどこの国の人たちもが、故郷についてそのように思うことでしょう。

湯気が湧く温泉に浸かる心地よさは、ニホンザルも一緒。

近くで、見、知っているだけでもこんなに幸せなのだから、世界を見に行けば、どんなに素敵な町や人や動物や食べ物があることかと、想像するだけでもワクワクする。

こんな世界を、地球を、土地を取り合ってここは自分の土地だとか、お前はあっちへ行けとか、幼稚なことに感じます。

昔、隣の席の男の子が机の上を散らかすタイプだったりして(昔はそういう男子多かった!!(笑))、「ここから入って来んといて~!」って、指で見えない線を引いて見せたりしていました。そんな感じ。

大きな机をみんなで使えばいいやん。空いてるところは誰かに使ってもらえばいいやん。

子どもたちが学校で足し算引き算を習ったときのこと。前にも書いたんですが、指で数えていて、指が足りなくなったら、隣の子に「指3本貸して」って、一緒に数えるんです。

足りないものは貸してもらえばいい。多いものは分け合えればいい。自分だけじゃなくて、みんなが幸せでないと自分も幸せになれないとみんなが知っている。

私が小さかった頃は、人の指を借りて計算して答えを書くなんて、許されないと思っていた。隣の人に聞かない!って風潮。人の指を借りたり、隣の人に聞くのはズルだと。自分の知恵は自分のもの。貸すのも借りるのも敷居が高い。

多分、物質主義的に教育され、バブル時代を謳歌した私なんかは、「分けると減る!」という恐怖心があるのかもしれない。自分の奥深くに。
今の若い人たちにはそれがないかも。「あるものはある」って知ってる。「ないものはない」けど、皆が持っているものを持ち寄れば「全部あるし」って知ってる。そんな感覚ではないか。

そのような若い人たちが世界中で増えているだろうから、きっと世の中は良くなります。

未来を生きる若い人たちの中には、みんなそんな風に考えられる資質を持って生まれていて、それを思い切り発揮して元気に幸せになってもらうお手伝いをささやかにでもできるなら、私のこれからの人生はもっと楽しいものになることだろうと思っています。


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