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子どもたちの自立あれやこれや

このnoteで、過去記事に何度も出てきているkana
うちの末っ子で、3月に服飾専門学校を3年生で中退し、半年間、お友達の服を縫ってあげたり、イギリスに行ったり、必死でバイトしたり、愛犬と日々たわむれて過ごし、あっという間に希望していた会社に就職が決まり、今日から仕事が始まる。

縫製工場をやっている会社で、2,3年は寮に入ることになっているので、家を出ることになり、この10日ほどは、部屋の片づけから、必要なものの買い物、ゴミ出し、バタバタと過ごして昨日見送りました。

上の二人もとっくに家を出ているし、案外平気なもんだと思っていたけど、最後の子が家を出る時って、全然違った。。。😂

でも、子どもにとって、若い時に家を出ることは大事なことだと思います。
自立は、親がしてあげられる最後の贈り物かも、、、とも思う。

最初に家を出たのは長女hina


高校を卒業して、美容室に就職が決まった春休み。あまりにもだらだらと、身勝手でえらそうな口を利くので、「出ていき!!」と怒鳴ったら、出て行きました😝(さすが中間子!)

もうびっくりですけど、そうは言ってもまだ未成年なので、家の契約の手続きとか結局手伝って、一人暮らしを始めました。でも、新人美容師でいきなりの一人暮らしは相当きつかったようで、半年くらいで体調を壊す前に帰っておいでと言って、一旦出戻り。
やっと一人部屋になった末っ子のkanaが、「え~~~~!」と言ってましたが、どたばたと帰って来て、しばらく家に居ました。

しばらくして、やっぱり一人でやってみる、と。
「結構長く家にいたよね」と言うと、
「今度は出戻りしなくていいように、覚悟決めて出るつもりやった」とのこと。前回何も分からずに家を決めて出たときよりは賢くなっていて、下町の暮らしやすそうな部屋を探して来ました。

それからの彼女の遍歴は、別の記事に書いていますが、なんせ若い割にはいろんな経験をしていて、その都度、出たり入ったりして、結局3回出戻りしたかな?(笑)
ようやく2年前に結婚し家を出て行きました。もう帰って来ないでしょう😌

2番目に家を出たのは長男dai



daiは、療育手帳を持っているだけに、私は心配だったけど、オットが何かにつけては、「出ていけ」と言い、半ば出て行かせた感じ。でも出させて良かった。
案外、「全然ひとりで行けるやん」というのが実感。家でも色々手伝いをしてくれていたから、毎日の自炊、片付け、ゴミ出し、洗濯、全く問題ない様子。
先日、体調不良で仕事を珍しく休んでいるというので、旅行のお土産を届がてら様子を見に行ったら、玄関口から見ただけだけど、男っぽい部屋だけど、不潔だったりはせず、まあ、なんとかやっている感じだった。

あまり友達がいるわけでもないし、毎日、仕事との往復で、自炊の日々はどうなんだと思って、時々、一人暮らしはどうなん?と聞くが、
「楽しいで」
とニコニコしている。
「隣のおっさんが、夜中までうるさい時あるから、壁叩くねん。
向こうも、叩いてくる時あるけど」
たくましく生きているようです。

私の母がよくご飯に呼んでくれていて、母を買い物に連れて行ったり、父の用事を手伝ったり、祖父母と仲良くしているようでそれはそれでよかった。
我が家にはあまり寄り付きません(笑)
20代後半男子、それで健全だと思う。

そして昨日家を出て行ったのは、末娘kana

一人暮らしをしたい!と言いながら、服飾専門学校在学中は課題が忙しすぎてバイトもままならず。でも、出たい!とか言いつつ、家の事は何にもしないし、甘え上手でそれで平気なので、オットが「いつまで家にいるねん」と言うのをかわしながら、過ごしていました。
学校を3年で中退し、半年間は、我が家の庭でのイベントを引っ張ってくれたり、一緒に断捨離して家じゅうをきれいにしたり、バイトに精を出したり、イギリスに行ったり。
イギリスから帰ったと思ったら、希望していた会社にあっという間に就職が決まり9月入社となりました。

かくして、我が家は、オットと私とコンタ(柴犬)だけになりました。

正直、寂しいです。
まさか寂しく思うとは思っていなかった私でさえ、寂しいのだから、オットの寂しさもかなりのものでしょう。

kanaに、「今日からごはんいる?って聞かなくてよくなるねんなあ。。。」とご飯を作ってくれているオットがLINEしていたので、
「私、ごはんいるよ~~~!」とLINEしました。
昨夜帰って、ご飯を作っているオットに、
「kanaがいなくなってご飯作る気なくしたんちゃう?」と聞くと、
「そんなことないよ」と、おいしいご飯を出してくれました。

私はタオルでお風呂上がりの頭を服振りをしながら、
ちょっと涙ぐんでご飯を頂きました。。。。

もう、我ながら、情けない😔
こんなに寂しいとは~。
みんな、親である人たちは、こんな思いをしてきているんですね、、、私の親も。今さらですが。

出て行ってくれたら、ゴミは減るし、洗濯物も減る。家は散らかす人が減るし、、、って思っていたけど、もうこれからほぼ永久に(笑)、オットと私の2人分の食事や洗濯をするんだ、、、そうか、、、と、なんだかいきなり、老後人生に足を突っ込んだ感じと言うか。お判りいただけますでしょうか。

シュタイナー学校の卒業生たちは、自立が早いみたいで、早々に子どもたちを自立させた友人がたくさんいるので、親は親で遊ぼう!って感じ。
気楽です。

若い頃、育児に振り回されていた頃には、早くこの状況から逃れたい!という一心でした。そんな風に思うのも一時期だと頭では知りながら、しんどくて、、、
でも、終わってみて思うのは、やはり「振り返ればあっという間に感じる」ということ。一日一日は長かったし、daiのことで何か良いと聞けば走り回り、育児の難しさに悩み続け、思春期の反抗のきつかったhinaに疲れ果て、そんな毎日は長く感じたのに。
今になって思うのは、
もっと何か、子どもたちにしてあげられることがあったのではないか。
もっと一緒に遊べばよかった。とか。。。

でも、それをkanaに言うと、
「十分、十分!大丈夫~😆」ということでした。

そう思うと、人生を終える時にも、「振り返ればあっという間だった」と感じるのだろうな。
その「あっという間だった!」というトーンも、
オットなら、「あっという間だった~~~😆」で
私は、「あっという間だった、、、😥」の違いがありそうです。

子育てが終わりました。。。
これからは本当に私たち夫婦二人の人生。
機嫌よく、明るくやって行きたいです。

シュタイナーのバイオグラフィワークを昔受けたのですが、
56歳は大きな転機です。
私たち二人とも56歳なのですが、二人そろって退職し、子どもが全員自立し、新しいことを始めようとしている。

新しい人生をまた与えられた、そんな感じです。

そのタイミングでやって来てくれたコンタも、仲間だね。

そして、これからの夫婦のあれやこれや。。。

今までは、私たち夫婦はそんなに夜ご飯も食べないけど、kanaはお肉ないとだめやな~とか、今日、kanaはご飯いるんかな~、と何かと娘を気にしていた、、、ということは、まだまだ完全に夫婦が向き合うには、娘の存在がある中でのことだったということで、
これからは、本当に何をするにも、夫婦二人だけです。
そう思うと、私たち夫婦は、子どもたちをさっさと自立させたものの、今まではどこか子どもの存在に依存?までは行かないにしても、「子どもあっての夫婦」であったことは否めません。

2人で機嫌よく生きること。
それには、ちょっとしたものの言い方、反応の仕方、お互いの感じ方の違い、いろんな家事などのやり方の違い、お金の使い方に関すること、など、子どもがいるから、という暗黙の言い訳からは逃れられなくなるということ。

昨夜も、今後のお金の使い方に関して、どう考えるか、相手にどう伝えるか、ということを二人で色々話しました。

でも、私の友人たちや妹と話しても、こういうこと、向き合って話し合う夫婦は少ないようですね。みんな、長年連れ添った夫婦でありながら、話しにくい、話そうとするとどちらかが機嫌が悪くなってムードが悪いので避けてしまう、いつどう話せばいいか分からない、話すのが怖い、、、と言います。

お金のコンプレックスのあった私も、オットとでさえ、そのことについて完全にオープンになって話すにはすごいハードルが高かったし、私はお金の話をされるたびに心臓がバクバクいうくらいだったけど、私のそういう面を正直に彼に話して、理解してもらうことで、これからはお金との付き合い方もちゃんと向き合っていこうと思えたし、それについて助けてほしいと彼に言えるようになりました。

なので、昨夜のお金の話し合いも、私はどうしても責められているように感じるので、「そういう言い方では私はしんどくて思考停止するから、提案とか、質問の仕方とか、考えてほしい」と伝えて、これからの2人の大事なお金のことも働き方のことも、一緒に考えて行けるようにと思っています。

収支をきちんと捉えて無駄なく未来のために備えたい堅実派のオットと、
数字が嫌いで、いつまでにいくらとか、いくら稼ぐために、という思考から自由になって、敢えて数字を使うなら「常に100%自分が本気でやりたいこと、好きなことを、100%やれているなら、きっと常に豊かさに恵まれている」という感覚人間の私が
相手との違いを正すのではなく、違うからこそ生かし合って、車の両輪のように人生を転がして行ければ楽しいことになるんじゃないかということで、
昨日の話し合いは終わりました。

また折に触れ、話をしていくことにはなると思いますが、、、
50代の子育てを終えた夫婦って、色々微妙じゃないですか😅

大事なのは、「自分の機嫌は自分で取るという責任を持って、お互いにご機嫌でいられるように」ということ。
ま、それでも無理な時は、甘えましょう。自分の機嫌をちゃんと取れていれば、相手の甘えも受け止めたり流したりできるはず。はずです。。。。🤗







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