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しつけようとしない。変なままでいいやん?どうせ皆ヘンだから。

発達の遅れ?と言うより発達が個性的?な息子に手を焼いて

ほんとにしんどくてって時期はあったけど

それでも

どこか、「おもろいな、この状況」

「こいつ、ヘンやな」と思いながら育てていたようなところがあった

結局、それが功を奏したというか

結果論として間違ってはいなかったのだな、と

今、成長した彼を見ていて思ったりはする。


でこぼこの激しい息子を

なんとか見られる形にしようと躍起になっていた過去の自分も

今思えばほんと、おもろいし、

格闘していた若い母だった私も、息子も

その必死さがかわいい。


息子は天然でそうしているわけだから

私がどうこうしようとして変わるわけもなく

疲れ果てるのは私。

もういいわ、好きにして、と言うのも私。

そして、思った。

「何か、大きな流れの川の中で

流れに身を任せれば楽ちん、気持ちいいのに

私は必死であらがって泳いでたんやな。

この子を何とかせねば!こんなことではいけない!と。

でも、もう疲れたから~

どうでもいいの~

流されとこう~」

と息子と一緒に

無茶苦茶になりながら流されてみたら

息子も笑顔

私も(諦めが入ってはいるが)笑顔

なあ~んだ、そうだったか、と。


おばあちゃんたちから

「躾はどうするの!?」としかられそうだけど

しつけようとさえしなければ

彼は機嫌よくものを投げたり壊したりして遊び、

顔中に食べ物くっつけて必死で食べてるし、

大声を出したり走り回るけど

天井のない広いところであれば

スキにさせておけばいい。


なあ~んだ、簡単なことだった。

その方が、私も彼も機嫌がいい。

しかめっ面して躾しようと躍起になって戦うより

むちゃくちゃな息子を見ながら

「変な奴~」って笑っていられたら

私たち親子はその方がハッピーだったのではないの?


公園でお友達と遊ばせようとしたり

教室で座らせようとしたり

建物の中で静かにさせようとするから

怪獣みたいになっていただけ。

ホントは天使。

奔放で、いたずら好きで、パワーが有り余ってて

怖がりで興奮しやすくて

でも人が好きで不器用すぎる。。。


長い人生で

3年や4年、5年、同い年の子よりも遅くたって

それがどうしたって言うのだろう。


後から思うことだけど

年齢とともに落ち着く時が必ず来る

その時にちゃんと伝えれば伝わる、理解する。ほんとに。


それまで、少し世間の好奇の目にさらさ[れることもあるけど

それだけ「スペシャル」だってことだと思って

「うちの子、特別仕様なもんで」と

すいませえ~ん、と頭を下げておく。


でも、私は彼のことを育てさせてもらえて本当によかった。

なんでって

ほんとに、いろんなことに許可を出せるようになった。

ヘンでいい、みんな、どうせ変だから(笑)


私は変じゃない、と言う人、大丈夫?つらくない?

だって、みんな考え方も常識も違うから。

人から見たら、多分、半分の人は変に見えると思うのよね。


だから、「変でいいんです」

逆に言えば、

「変な方がいいんです」

際立ってるってことです。個性が。

エッジがきいてる?今風に言えば。


特徴が出せない人は面白くないじゃないですか。

成長して、そういう人の方が悩んでたりする。

人間、ちょっと変なくらいが面白い。


子どもを育てるときは

そんな風に思ってください。


今の風潮として、子どもにいろんな習い事をさせて

「才能を見つけ出す」ことにお金や時間を使う親御さんが多いのではないかと思いますが、

好きなことを好きなだけやる自由を与えれば

子どもはたいてい、「変なこと」をするもんです。

そんなことして何になるの?と思いますか?

大人はすぐに「役に立つか?」という基準を持ち出したくなるけど

「役に立つ」って、将来いい仕事?に就くこと?

人より抜きんでること?

う~~~ん、私は、

その子が心豊かに生きることが

一番価値があることではないか?と思ってる。

そのためには、その子らしさ全開で生きる時間を

ゆったりと与えてあげるのが一番じゃないか?

それを近くにいる大人が面白がってあげることが大事なんじゃないか?


うちの子たちは、暇になると「変顔」の見せあいっこ。

意味不明の言葉で会話。めっちゃ楽しそう。

どれだけ、付き合わされたか、

「ああ、はいはい」(またかい)と。


私は子供の頃、

小さなバケツが真っ黒になるくらい

オタマジャクシを捕まえて家に持ち帰ったり

掌の中いっぱいに丸ムシを捕まえて

もじょもじょと指の間から出てくるのを眺めていたり

変な子でした。


それが「その子らしさ」

それを「変だからやめなさい」って言わないことが

一番大事なのではないかと

私は思っています。

私も、そんなことをしていたのは

小学校の低学年の間だけでしたし、

わが子たちも飽きるほどやって

いつしかやらなくなりました。

それはそれで寂しい。


「その子ならではの変さ」を

存分に発揮させてあげて楽しみましょう。


あなたの子供さんの変なところ

どんなとこでしょう?

自慢しあいましょうよ(笑)

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