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つながり

わたしが何かを文字にするとき
いつも頭の中の一枚の静止画から始める
その画の細部を書きたいとき
ここは何色なんだろうか
ここはどこの線とどこの線の繋ぎ目だろうか
なんて考えて書くから
わたしの文章は静止画であって
物語も細長い静止画を右から
切り取ったようにコマ送り

頭の中を模写してんの

短い文章を書くときは
読みながら書くから口が喜ぶ言葉を選びがち
譜面を作れたらいいのに
ギターでもピアノでも弾けたら楽しそう

文章から文章を作るとき
こんなこと書いたら元の書き手を
動揺させてしまうかもなんて思いながら
も、書いてしまう
言葉から言葉はやっぱり想像しやすくて

映像は苦手ね
わたしの世界が溶けて
誰かの創った世界に入り込めて

MVも苦手ね
観てしまうけど

クラシックとかは不思議ね
楽器だけの譜面を作れる人は不思議ね
それで感情が揺れるのはもっと不思議ね
科学的に証明されているんだろうか
論文でも読んでみようか

どえらい綺麗な水彩画なんてみた時は
これを描いた人の目にはこう映ってるのかと
この画を見れる人の話を考えたくなったり

おもしろいよ
自分の中も他人の中も

読書感想画を調べてみるか
出会いたい人に出会えたらいい

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