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レポート_日本とベリーズ

2ヶ月前に日本を出発して、ついに日本に帰国をします。本当にあっという間で、7年ぶりにきた国ではたくさんの初めての経験をし、自分が今後生きていく中で大切にしたい価値観がシャープになり、どのように生きていきたいかが少し明確になりました。

最後インターン終了ということで自分が感じたこと見たこと学んだこと考えたことを踏まえ、レポートという形で執筆します。また、最後の個人のリフレクションは、帰国後にゆっくり書こうかなと思います。あと第八週目と九週目のものもこの後書きます。


はじめに

7年前に旅行の目的で滞在した1週間と比べて、ベリーズに住むという時間を通して、観光客や旅人という視点よりかも、一人間として私は何ができるのだろうかを考えることが多かったです。

また、日本人などNationalityで人と人の間に線を引くのが嫌いなので、日本の人々という言葉を使います。ここでは人々はいわゆる観光客を意味しています。何か学術に基づいているわけではなくあくまでもここで経験したことをベースに書きます。

Q1. 日本の人々がベリーズで気づけることとは

ベリーズに来てたくさんの普段得られない気づきや感情を得ることができました。そしてそれは、私自身が人が好きということもあると思いますが、その全ては人にまつわるものばかりでした。


①人類は自然の一部であるということ

ベリーズは都市化が進んでいないということもありますが、自然と人のつながりが日本より強いと感じます。一緒に友達の友達を集めて、新しい洞窟を探検しに行ったり、裏庭の川で集まっていたり、近くの洞窟にチュービングに行ったり、自分たちが持つバリアリーフに誇りを持っていたり、小学生の頃から自然保護の手伝いをしていたり、幼い頃から自然と人類は共に共存時ているのだという意識というか考えを持っている人がいます。確かにベリーズは青い川やまだ全貌が明らかになっていない洞窟、様々な動物が住んでいる山など、たくさんの自然に触れることができる。そのような自然に触れることで我々人類がどれだけ小さい存在なのか、いかに自然の中にある存在なのかを感じることができるのがベリーズです。


②人類は助け合って生きているということ

ベリーズの人々は温かさで溢れています。歩いていて話しかけてくれたり笑顔で目合わせてくれたり、バスに乗っている時も隣に座ってきた人は話しかけてくれたり、道に困っていると声をかけてくれたり、人は助け合って生きているんだと感じる瞬間が何度もありました。日本だと、電車の中や街を歩いている時もイヤホンをしていて携帯を見て、周囲の人々にそもそも興味関心を持たない人が多かったり、人と人がつながり合って生きているということを気づくことは少ないと感じます。また、市場などを訪れると、我々が普段料理をするときに使っている食材やスパイスなどを作っている人の顔が見れるし、マヤの人たちが作る工芸品などもこんなに手間がかかっているのだと気づくことができます。人類の生活はすべてどこかで繋がっており、循環しているのです。


③人類の習慣が改善されない限り、青い地球が失われてしまうかもしれないということ

ベリーズで2ヶ月住んでいる中でなども気候変動の影響を感じる瞬間がありました。乾季は全く雨が降らないのもあり3ヶ月ほど雨が降らなかったそうです。その間にもちろん気温は上昇するので、その暑さの影響で山火事が多発しました。今は少し落ち着いていますが、国の35%が燃えてしまったみたいです。「山火事」と聞くと出くわすことは少ないし、テレビのニュースで見るくらいだと思いますが、ベリーズは車やバスに乗っている間に山から煙が立ち上っていたり、すぐ道路の横まで燃えていたり、真っ黒に焼けたあとと焦げ臭い匂いが漂っていたり。また、海にも大量のサルガッサムが押し寄せていて片付けに追われている人々がいたり、海の気温が上昇していたり。地球の命が脅かされているのを感じることがあります。日本にいると、インフラが整っていることもあり、気候変動を直接感じることは少ないと思います。日本の人々の日々の習慣が地球のどこかの国の人々の生活に影響を与えていること。そんな想像力を持てるようになると思います。

Q2. 日本の人々がベリーズの人々に与えられる力とは

正直言って、日本から観光できる人々がベリーズに住む人々に与えられる影響はそんなにないのかもしれません。影響と言ってもおこごましいですが、、。


①ベリーズの国の素晴らしさに再度気づくことができる

土地自体が日本とは異なる性格を持っていたり、文化も違うし、日本に普段住んでいる人がベリーズに来て驚くことや感動することは、ベリーズに住む人々がベリーズの魅力ではないですけど、素晴らしい部分に気づくことができる瞬間だと思います。こっちの人からしたら普通なことが日本の人からしたら普通じゃないことはたくさんあります。


②世界の裏側がどうなっているのかを学ぶことができる

ベリーズには日本という国を知らない人もいたり、国を出たことがない人ももちろんいます。海外に行くとしても中南米のどこかやアメリカなど隣国が多く、日本に旅行に行く人は滅多にいません。日本出身だよというと、誰も嫌な顔はすることはないし、日本の話をすると楽しそうに聞いてくれます。アニメがベリーズでも一定人気なのもありますが、ベリーズの人からしたら全く違う生活を日本に住む人が送っているわけで、話をすることがベリーズ人々の広い世界そして希望を与えることができると思います。


③全ては繋がっているという想像力を持つこと

これは与えられる力というよりかは、ベリーズに来る上で持つべき考え方なのですが、観光はその土地の住む人たちの生活や自然を外からの人が観にくる、体験しに来るわけで、観光はある種、「現地を消費する」ことだと思います。前提、ベリーズは国のほとんどが観光業で成り立っているため、観光で多くの人の暮らしが成り立っていることから観光の推進を止めるべきとかはならないのですが、観光としての目的でベリーズに来る時はその自然がpreserveされている背景にはたくさんのベリジアンの努力があること、また研究がされていること。その食ができる裏には、スパイスを作ったり、農作物を売ったり、料理を作ったり、などたくさんの人が関わっていること。そんな想像力を持つだけで、その土地に対しての感謝や尊敬の持ち方が変わると思います。

さいごに

自分がベリーズに来てもたらすことができた、いい影響はほとんどなかったのかもしれません。何か社会に貢献したいと思っていましたが、逆に気付かされれること、生きる上で大切なことを学ばせてもらうことが多かったです。本当にご縁に恵まれて、ベリーズのいろいろなところに足を運ばせてもらったり、いろいろな自然を体験させてもらったり、いろいろな話を聞かせてもらったり、たくさんの方々にお世話になりました。

個人的な話はまたゆっくり書きますが、改めて、
2ヶ月間本当にありがとうございました。

ベリーズがさらに好きになる2ヶ月間でした。






もっと強くなって
近々戻ってきます🇧🇿

See you again very soon +501


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