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しばいぬはバイリンガルになれるのか?

一般に、犬は人間の2歳児程度の言葉を理解できると言われているようです。スピーキングは相当苦手、でもリスニングは得意です。

うちのしばいぬも、いつも、フワフワの三角の耳をピンと立てて、こちらが何を言っているのだろう?と一生懸命聴いています。それなりの数の単語を理解しています。思いつくものを列挙してみます。

ごはん、おやつ、みず、たべる、おなかすいた?、チキン、ビーフ、ヨーグルト

まて、おすわり、ふせ、おて、おかわり、たって、おいで、ちょーだい、だめ、いいこ

さんぽ、こうえん、おでかけ、るすばん、かわ、シュッシュ、よーいどん、ハウス、くるま、ひっぱりっこ、ボール、メロンパン、どっちだゲーム

シャンプー、ブラッシング、つめきり、はみがき、おしっこ、うんち

ともだち、おとうさん、おかあさん、長男の名前、次男の名前、マルくん、クロくん、ぺぺさん、ミニーちゃん

まだありそうですが、頻出単語はこんな感じ。人間と生活する上で必要な単語は一通り理解していると思います。もちろん、しばいぬあるあるで、分かっていても分からないフリをすることもあります。ちなみに、『マルくん』はお掃除ロボットのルンバ、『クロくん』はハンディクリーナー。どちらも音が煩いので、室内の天敵です。

去年カナダに引っ越して、ふと、英単語を教えていないことに気がつきました。

カナダでは、まだ誰かに犬を預けたことはないのですが、いざ預ける時のためにも、英語も分かるようにしておいた方がよいかなと思い、以前、いくつか教えてみました。

Sit, Wait, Down, Come, No

この他、日本語の外来語のシャンプーとかボールなどは、少々発音が違っても英語も理解するような気がします。

犬は、おそらく日本語も英語も中国語も区別なく、1つの人間語として理解しているのではないかと思います。教えれば覚えるとは思うのですが、いつも私が「まて」と言うところを"Wait"と言ったら混乱するかなと思ったり。日本人同士で英語を喋るのは気が引けるのと同じく、日本人が日本犬に英語で語りかけるのにはどうも違和感あり。

結局、バイリンガルの道は超初級で諦め、今日もわたしは日本語でしばいぬに語りかけます。

よく考えたら、「クーン」「ワン」「アウーン」などなど犬語は元々喋っているので、既に犬語と人間語のバイリンガル、と言えるのかもしれません。

犬を飼い始めて、しばいぬが1番の話し相手になりました。まだまだ人間語のスピーキングは苦手ですが、本当に何か訴えたいときは、「ワウワウワウ」と、あたかも人間が喋っているような声を出します。

いつも黙って私の独り言を聴いてくれているしばいぬ、いつか日本語を喋り出すのではないかと期待しているのですが、今のところまだです。いつか、日本語を発したら、ここでまたお知らせします。

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