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シニアの両親とオーストリア旅行 7

オーストリア最終日

 オーストリア最終日になってしまいました。旅行は何か月か前から計画を立てて準備するのに、現地での時間はあっという間です。最終日は美術史美術館と、大好きなJulius Meinlでの買い物、夕食はフィグルミュラーに行くスケジュールを立てていました。オーストリアに居る間の大半は天気が良かったのですが、この日は朝から雨が降っていて、肌寒い1日でした。

高級スーパー「ユリウス・マインル」

 前回のウィーン旅行で訪れて雰囲気やコーヒーの味が気に入り、今回の旅行でも必ず訪れようと決めていた高級スーパーのJulius Meinl。日本だと紀伊國屋や明治屋、デパ地下のような感じのような存在だと思います。日曜日は休みですが、それ以外の日は早い時間から営業しているので、早めの時間からお土産を買いに行くのにも便利です。
 行ってみたら前回(2016年)とは内装が違っているように感じました。以前はもっとシックな感じの雰囲気だったと思いますが、明るくて開放的な雰囲気に。商品のパッケージもリニューアルされているものがちょこちょこありました。1階はカフェとお土産品(コーヒー豆、チョコレート、ジャムなど)2階にはワインやチーズ、パスタ、生鮮品など。お土産品はドイツやイタリア製のものも多いので、商品によっては国旗が提示されていて、どの国の商品か分かるようになっていました。

ユリウス・マインルのカフェ

 入って直ぐ左側にカフェスペースがあります。コーヒーの他にアルコール、デザート、サンドイッチ、寿司もあります。ハイチェアで座り心地があまり良くないのが残念ですが、カジュアルな雰囲気で一人でも入りやすいと思います。
 あまりコーヒーに砂糖やミルクを入れるのは好きではありませんが、折角なのでウィーンらしいドリンクも頼んでみようと、こちらではアインシュペナー(6.5ユーロ)をオーダーしてみました。濃いめのコーヒーにたっぷりのホイップを乗せて、パウダーシュガーをふりかけたドリンクです。見た目は楽しめたのですが、やっぱり甘すぎました。
 トイレは2階にありますが、使用するには2ユーロ支払う必要があり、チケットをカフェか買い物のレジで出すと返金してくれます。


美術史美術館

 美術史美術館は、前回のウィーンで訪れて最も印象に残った場所の一つだったので、今回の日程にも入れることにし、事前に公式HPからチケットを購入しました(21ユーロ、65歳以上は18ユーロ)。6月から8月の間は毎日開館ですが、それ以外は月曜日が休みのようです。
 美術史美術館はハプスブルク家が収集した美術品を展示している美術館ですが、展示品だけでなく、美術館全体の装飾が素晴らしいと感じました。今回入りませんでしたが、世界一美しいと言われるカフェもあります。
 ブリューゲルとかベラスケスなど美術史上重要な作品もたくさんあるのですが、どうも両親にはぴんとこなかったらしく、特に母は「重々しい感じの絵が多くてあまり。。」と。確かにこちらの美術館は色彩が落ち着いた感じの絵が多く、壁紙の色もシックな感じの部屋が多いので、美術にそこまで興味が無い人にはそこまで面白みが感じられないかもしれません。おまけに、父の風邪が母に移ってしまったようで、体調が悪かったというのもあると思います。
 今回は1時間ほどで出てしまいましたが、展示品も内部の装飾も素晴らしく、ルーブルやウフィツィなどの美術館程混んでいないので、ゆっくりと鑑賞できます。次にウィーンに行ってもきっとまた訪れると思います。

個人的に、美術史美術館ので一番好きなところは、階段上部にあるクリムトの絵です。

ウィーン最後の夕食はシュニッツェル

 最後の夕食なので、自炊ではなくウィーンらしい夕食にしようと、老舗レストランのフィグルミュラーを予約しました。本店と支店がありますが、今回予約したのは本店のWollzeileの方です。シュテファン寺院のそばにあるので、観光後に立ち寄るのに便利な立地です。
 ウィンナー・シュニッツェルは本来仔牛を使った料理ですが、こちらの定番は豚肉を使ったシュニッツェルとのこと。なぜ老舗レストランがそうしているのか不思議な感じはしましたが、初めての訪問なので定番メニューを頂くことにしました。
 直径30センチくらいはありそうなシュニッツェルと、牛肉のスープ、ポテトサラダ、ワインとスプリッツァー、水を頼んで合計46.5ユーロ。この時には父の体調がほぼ回復していて、ビールを頼もうとしましたが、店員さんが「ここはワインハウスなので、ビールはありませんよ」と。揚げ物なのでビールを頼みたくなるのか、隣のテーブルでもビールを注文しようとして同じことを言われていました。
 正直シュニッツェルは想像した通りの味で特に感動はありませんでしたが、ポテトサラダが美味しかったです。頼んだドリンクと違うものが届いたり、とりわけようの皿を頼んでも全然持ってこなかったりして、接客はいまいちでしたが、雰囲気や立地は良かったので、1回位は行ってみても良いのではないかと思うレストランでした。人気店で、予約が無い人は次々にあっさり断られていたので、予約がおすすめです。

シュニッツェルの味付けはそこまで塩辛くないです。余ったら持ち帰ることも出来るみたい。


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