ツイステの火魔法ってどうやって発現している?
ツイの相互さんと、火魔法を使うまでの過程ってどんなのがあるんだろうねと話していて「オモロ!」と思ったので、私なりに整理をしてみました
どうやったら火魔法を出せるのか考えてみよーう
①火の定義
まず火🔥についての認識をまとめることにします
火は【光】と【熱】を有しています
注意したいのは光と熱を有しているものすべてが火🔥を指す訳ではないということ
光と熱があるものって電球💡もそうですものね
電気はツイステに存在していそうなので、火と電気は別物として扱うとしましょう
ということは、つまり【火⭕→←❌光&熱】になるということ
数学の命題的に表現するのであれば、光と熱は火が火であるための必要条件であるってことですね
②火魔法を使う目的
さて、では何か優秀そうなレオナさんに実験体になって頂くとしまして
レオナが「火魔法を使いたい」と思ったとき、最初に考えるのは火魔法を使う目的です
温まるため? 照明のため? 攻撃するため?
ここでは「○○を攻撃するために火魔法を使いたい」ということにします(面白そうだから)
○○は誰でもいいのですが、じゃあ学園長ということにしましょう(面白そうだから)
今レオナは「学園長を攻撃するために火魔法を使いたい」と思っています
③火魔法を使う理由
では次に考えるのは理由です
レオナはなぜ【学園長】を【火魔法】で【攻撃】したいのでしょう
■なぜ学園長を?
→バカンスに行こうとしていたから気に食わない
■なぜ火魔法を?
→焼き鳥にしたいから
■なぜ攻撃を?
→上記☝2つを満たすには攻撃魔法が一番気分がイイから
→変化魔法をかけて学園長を焼き鳥にする方法もあるが、別に学園長を本当に食べたい訳ではないので却下
④火魔法を当てる個所と程度
理由が明確になったら、学園長に掛ける火の攻撃魔法をより詳細に吟味していきましょう
すなわち【どこを】【どの程度】燃やしたいのかを考えるのです
■どこを
→身体? 服?
→色々とありますがワサワサと生えているマントの羽を燃やしたいとレオナは考えました
■どの程度
→灰にするほど? チロチロと火の舌が羽を舐める程度?
→灰にしましょう。見ていて気持ちがイイからです
レオナは学園長の羽を灰にすることに決めました
⑤被魔法者の分析
ならば次に考えることは学園長の羽(対象物)の分析です
学園長の【羽】を真剣に分析するとなればたくさんの事項が思い浮かぶでしょう
■学園長本人の情報
身長、体重、年齢、生年月日、身体構造、服装
■衣服の情報
色、形、素材
■学園長の相対的情報
現在位置、レオナとの距離、レオナと学園長の周辺環境
他にもあるかもしれませんがキリがないのでこの辺で
それぞれ魔法との関連を考えてみましょう
■学園長本人の情報
【身長、体重、身体構造】
→運動器系、循環器系、神経系、内臓系、感覚器系が人体の主な系統ですね。もし火魔法で人を燃やしたいのなら、燃やすことによってどの系統をどうしたいのか考えておくことが大切です。全部を燃やしたいわ! となるにせよ骨と血管では燃える具合が違うので詳しく理解しておくほうが効率的に(最小限の消費魔力で)燃やせます。
※運動器系
→千度くらいの火葬でも残る骨すら燃やしたい? それとも靭帯や筋肉だけを燃やしたい?
※循環器系
→血管やリンパだけを燃やしたい?
※神経系
→中枢神経を燃やしたい? それとも末梢神経を燃やしたい?
※内臓系
→消化器を燃やそうか。それとも呼吸器を? 内分泌器でも生殖器でも泌尿器でもいいですね。
※感覚器系
→視覚? 聴覚? 嗅覚? 味覚? どれでも対象の人生を変化させそうですね。外皮だけに留めて火傷くらいに抑えるのもいいかもしれません
→とかね。
→もっと根本から分解するなら、水分や栄養分、タンパク質、骨、遺伝物質が人体の主要部分。もっと分解すると酸素、炭素、水素、窒素、カルシウム、リンなどなどがありますね。身長や体重は、それら要素の含有量の違いとして表現されます。
※酸素、炭素、水素…酸素が、水素や炭素と高温で激しく反応している状態が発火
※窒素…ものを燃やすはたらきはない
※カルシウム…火の色を橙赤に変化させる炎色反応を示す
※リン…火の色を青色に変化させる炎色反応を示す。鬼火や人魂はこの現象だったと認識されている(燐火)
→なーんて色々と書きましたが人体ってよく燃えます。炎色反応する物質って他にもたくさんありますし。だから誰かを火魔法で燃やしたいって考えたときは人体構造を理解してそれら物質の発火を念じればいいのかもしれません
→獣人や人魚、妖精、モンスターという種族差によっても構造は違うのでしょうから身体に直接影響を及ぼす魔法を使用したい場合は、生物学や医学、解剖学に通暁していると良いことが分かりました
→とはいえ今回のレオナは学園長の羽を燃やしたいと思っているのでここでの検証は省略します
【年齢、生年月日】
・年齢
→何歳かによって☝の人体構造にも影響が出ると考えられますので知っておくと燃やすのに効率的
・生年月日
→この情報は占星術と絡めることができそうです。他にも九星気学、数秘術、四柱推命なども使えるのかも。そもそも占星術にも東西で方法が違っていて、東洋占星術では風水や姓名判断、西洋占星術ではピタゴラス式・カバラ・ゲマトリアなどがあるみたい。ともかく生年月日はそれだけで対象者(学園長)の数字的特徴を掴みます
→火魔法を掛けるのであれば、火のエレメント(牡羊座・獅子座・射手座)を使えそうですし、星座を用いるのであれば神話学とも結び付けて男女の火神の力を利用できるのかもしれません。ギリシア神話のプロメテウスとか日本神話のカグツチとか。
→星座と合わせてそもそもツイステ界に存在しているのか分かりませんが、まぁ妄想なのでいいでしょう。魔法士が神の力を使うとかめっちゃテンション上がります。使い魔という存在も在るみたいだし精霊とか妖精とかモンスターとかいるなら神もいるでしょう!笑
【服装】
👇と関連しますので、ここでは省略します
■衣服の情報
【色】
→もっと分解すると色相(種類)、明度(明るさ)、彩度(鮮やかさ)かなあと。なんか写真の加工が当たり前になってから一気に耳馴染みのある言葉になりましたね
→効果としては心理的、生理的、感情的、文化的な影響が考えられます
→これらの情報から衣服の色が魔法に与える影響を考えると魔法の使用者であるレオナの心理的、生理的、感情的、文化的な状態を客観視できるかもしれません。己のコンディションを無意識下まで認識することで魔法の加減を管理できるでしょう
→例えば学園長のマントの羽は黒色⬛ですね。レオナに与える印象としては【相手を威圧し力を象徴する】なんてありますから、無意識下でレオナは学園長にビビっているかもしれません。あくまで可能性です。しかし無闇矢鱈に魔法をかけるよりも自身の状態に仮説を立てることで正確な魔法が使えるようになりそうです
衣服の情報からは離れますが、【色】の概念はレオナが魔法を使うときの火の色にも関係がありそうです
しかし学園長の羽(対象物)の分析からは逸れるので後述するということで次にいきましょう
【形】
学園長のマントの形は【羽】ですね
ならば羽の形はどうなっているでしょう。学園長は特別授業にて鴉のように飛んできます
よってここではリアルの鳥の構造を参考にすることにします
飛ぶために必要な羽は主に3種類あるそうです
・風切羽…翼を構成する主要な部分
・雨覆羽…風切羽の隙間を埋める
・尾羽…舵の役目をする
学園長のマントはどれでしょう? ここでは【風切羽】としておきましょう。推進力を得たり抗力を減らしたりする役割があるので、飛行に際してとても大事な羽です
学園長に精神的ダメージを追わせるには最適だと思ったのでレオナは学園長のマントを【風切羽】と認識することにしました
【素材】
次は素材です
……いや、マジであれ何の素材で出来ているの? と私は思った訳ですが正解なんて見つかるはずもないので適当に考えていくことにします
本当に単なるマントだと、
・ポリエステルツイル、アーバンツイル…厚手でしっかりした生地質
・スタンダートベロア、ポリエステルレーヨン薄地…ドレープ感がしっかりと出る
・ハイミロン・ニューハイベルソフト…高級感ある生地質
・その他…起毛生地、短毛ファー、フェイクファー、プードルファー
なんて色々とあるみたいです。当然もっともっとたくさんあるでしょう
素材によって燃えやすさが違います。綿やレーヨンなどの植物性繊維のもの、ネル地、パイル地、モール糸などの起毛などは燃えやすいみたい
学園長のマント素材によって、効率的に魔法をかけたいレオナは強度を調整する必要があるでしょう。単に爆炎をかませば一発でしょうが、あくまでもレオナは【羽】だけを【灰】にしたいのです。学園長を灰にしたい訳ではありません
あるいはマントは一般的な衣服の素材ではなく、本物の羽である可能性もあります。学園長、見るからに鴉ですし
となるとレオナは服の素材よりも【鴉】あるいは【鳥類の羽】に詳しくなる必要があります
動物学でも鳥学(生物学)でも良いですが間違いなく知識が必要でしょう
それでは、ここではあの羽マントの素材を【ハイミロン】とします。ハイミロンとは、高級感のあるベルベット風の起毛素材のこと。学園長意地っ張りだから高そうな素材使っていそうという私の独断と偏見に基づきます
あとハイミロンは起毛なのでよく燃えますので、気持ちよく灰にできそうですしね、へへ
■学園長の相対的情報
→☝で学園長自身やマント羽について分析してみました。次は学園長の相対的な情報を整理する必要があります
【現在位置】
学園長がどこに立っている(座っている)のかを確認しましょう。目の前にいますか? それとも学園内? はたまた学園外? あるいは賢者の島の外かもしれません
ここでは目の前にいることにしましょう
それ以外の場合は単純な火魔法のみならず遠隔魔法も必要そうですから
【レオナとの距離】
次はレオナとどれくらい離れているでしょう?
1メートル? 5メートル? 距離は大事です。
例えば鼻の先がこすれるくらいの至近距離で火魔法を使うとレオナも燃えるかも(防衛魔法をしていれば問題ないかもですし、そもそも対象者を学園長のみに絞ればレオナに害はないかもですが、それらの技術は単純な火魔法のオプションだと思っているので今回は省略します)
腕を伸ばしても届かないくらいに離れていれば魔法の威力を上げる必要があるかもしれません
距離間はしっかりと確認しましょう。ここでは2メートルほど離れていることにします。レオナは学園長室の入口、学園長は執務スペースで座っているという状況です
【レオナと学園長の周辺環境】
周辺環境は、特に攻撃魔法を使う際に重要な気がしています
周辺に害が及ぼさないかどうかなど確認する必要があるでしょう
今回はNRCの学園長室が舞台です。まあグレートセブンの肖像画以外は燃やしてもいいかもしれないなとレオナは認識しました。燃やすのは学園長のマント羽だけですが、魔法が暴走したときの想定もしなければなりませんから考えるだけ考えます
もし周辺環境が室内ではなく屋外だったら、はたまた空中だったら、海中だったら…などなど想定できる環境はたくさんありますね。それらを踏まえて魔法を使用することが大事だと思います
⑥使用する火魔法の吟味
さて、ここまでて学園長の羽(対象物)の分析が終わりました
ならばレオナが使用すべき火魔法の条件も明確になってきつつありますね
整理してみましょう
■学園長を攻撃するために火魔法を使いたい
→レオナは学園長の羽(素材:黒色ハイミロン)を灰にすることにした
→燃やすのはマント羽だから学園長の人体構造は把握不必要
→ひとりで学園長に憂さ晴らしをしたいので占星術や神話学による加護も不必要
→二人は学園長室により間の距離は2メートルほど
では、分析が完了したところで使用する火魔法を吟味しましょう
■火魔法(攻撃)のタイプ
ツイステの火魔法(攻撃)の種類は大きく2つだということが火属性の技名を確認すると分かります
・ファイアショット
・フレイムブラスト
使う火魔法を、ファイアショット的にキャッチボールのごとく投げるタイプにするのか、フレイムブラスト的に火炎放射のごとく放つものにするのか……
もしかすると攻撃魔法以外だと別タイプが存在しているのかもしれませんが。照明のための火魔法とか、暖まるための火魔法とかは、攻撃魔法とは質が違いそうですしね。
レオナは「学園長の羽だけを燃やしたい」と思っています。するとファイアショットのほうが適切かもしれません。狙った位置に攻撃できると思わせる弱威力ですし。フレイムブラストは強威力と思われるので学園長ごと燃やしそうですね
ということでレオナはファイアショットを選びました
■火の色
服装の色☝でも述べましたが、色のもたらす影響は大きいです。ツイステのバトルでは赤色か青色の火魔法が登場していますが、緑とか黄とか白とかあっても楽しいなと思うので考えていきます
レオナは茶色にしようと思いました。なぜなら茶色のネガティブイメージには「年寄り」というものがあるからです
学園長を「じじい鴉!」と暗喩するために茶色を選びました
リアルでの炎色反応に茶色は(多分)ありませんが、ま、いいでしょう。黄と橙を濁らせれば茶色みたいなもんです。ツイステはファンタジー
(オマケ)このツイ面白いなって思ってます
■魔導具
魔導具を使ったほうが何となく楽そうなイメージがあります。魔導具には色々あります。杖、魔導書、魔法陣、指輪、楽器エトセトラ、エトセトラ。
今回は魔導具の使用は考えません。遠隔魔法も時間魔法も使わない単純な火魔法の使用において優秀なレオナは魔導具を使わないと思うので
でもいつか魔導具を使った魔法使用の発現過程を考えてみたいです
■呪文
ユニ魔では詠唱を必要としますね
他の魔法はバトル演出では描かれていません。演出の問題かもしれませんけれど
呪文は魔法効果の具現化に寄与していると思っています。言語化したほうが意味が明確になるのと同じ原理。
魔導具を使わないのと同じ理由でレオナは呪文を使わないと思うのでここでも省略
いつかユニ魔の詠唱に込められた魔法効果の影響とか考えてみたいです
⑦発動
レオナは決めました(この間0.15秒。これ瞬き一回分。人間は「使うぞ」から「使った」になるまでこんなに素早く思考できるみたいなのです。わお)
そうして私の都合上、防衛魔法を敷けなかった学園長のマント羽は無事に灰になったのでした。防衛魔法や飛行魔法なども考えてみたいですねえ。
以上。私の考える火魔法の使用過程でした。なっが。楽しいです。
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