大変じゃない人が大変な人に掛ける言葉

せっかくなのでここではっきり申し上げておきたいことがあります。これは俺だけじゃなくすべての病気の人に対することなので健常者は心しておいて欲しい事柄だと思ってます。

それは病気の人に掛ける言葉に充分気を配ることです。少なくと現在病気で体調も気持ちも凹んでる人に向かって「大丈夫?」というのは私は関係ないから平気だけどあんたは大変だよね、というふうにしか取れません。
そもそも大丈夫なわけないんだから!
それを空元気振り絞って大丈夫とか言わせてどうするつもりなの?

気の毒に、代わってあげたいわとかいう人、あんたの腎臓くださいよ。
できないでしょ?軽々しく口にしないでください。
腎臓移植はドナー15年待ちだそうです。

今まで好き勝手してきたからしょうがない、これから節制して品行方正な生活をしなさいとか、バイク乗り回してる場合じゃなくなったな、とか。
あなた何様ですか?
少なくとこ俺はこれから先の人生を出来る限り思い通りに生きて充分満足した一生を送りたいから苦渋の決断をして手術も受けてこれからの不自由な生活を覚悟したのです。

なので茶化すのはいいです、シャレで返せますから。でもしたり顔で品行方正な人の道を解くような真似をする資格を持っている人はそうそういないはずです。他人に気の毒がられるために病気になったのではありませんし、他人に優越感を持たせるためでもありません。

あなたの為を思ってとかいう言葉を免罪符にはできませんよ。なぜならその言葉は全て自分自身に向かって「私はそんな状況じゃないから良かった、安心だわ」と言っているにすぎないことがバレバレなのですから。

心ある友人たちはそっとしてくれています。そして小声で「なんて言うてええかわからんし・・・」とこっそり伝えてくれます。これこそが本来の姿であると思います。取ってつけたコピペまがいの言葉をこれ見よがしにSNSのタイムラインで口にされても薄気味悪く萎えるだけです。

以上のことをはっきり申し伝えるとともに、上辺だけのおつきあいとそうではない魂の交流のできる人間とをある程度明確化していくタイミングに入ったのだと理解しております。

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