バカ息子に代わって。。。
2002年夏、そう暑くて楽しい夏休み、
ラジオ体操も行った、学校のプールにも行った。
友だちともよく遊んだ。
夏の友も時々は開いた。
母は、来年は中学生なんだから勉強しなさいと言う、
父は小学校最後の夏休みだから思い残さずに遊べと言う。
子供はいとも簡単に安きに流れるもの、
しら真剣遊んだ。
案の定、明日は始業式だと言うのに、
宿題は愚か、夏の自由研究なんて何も出来てない。
さあ困った。困った時のお父さん。
お母さんに二人して、そら見たことかと責められながら、
一緒に悩み、ホームセンターに走る。
こうなると全てはお父さん任せ、
ただこいつに任せると何かと問題が起きるのが常、
何年か前は、鉛筆削りの極意を教えると言って、
自分の指を切り落とさんばかりに削って、
12針も縫ったこともあるし、
川に魚を採りに連れて行くと言って、
率先して、どぶ川に携帯もろとも転落して、
メチャ臭かったこともある。
嫌な予感がしないでもないが、
ここは任せるのも親孝行か。
子供の買い物と言えば、
クリスマスプレゼントはいつも、
お父さんの欲しい物が
俺達のプレゼントになってしまう。
今回も題材はお父さんの好きなみみずくのオブジェだという。
犬や猫ならまだしも、
みみずくが好きな子供が居るのかなと思いながらも、
こいつには逆らえない。
逆らうと、叩かれるのは3歳あたりから、
教えは、言って分からん奴は叩いて分からせるというが、
あれは虐待やったやろと今になって気が付くが時既に遅い。
良く分からんうちに大人になってしまった。
そうそう、話は夏休みの工作だと言うのに、
レンガの平板に電動ルーターを買いやがった。
子供はそんな工具は使わないからとは言いだせずに、
家に帰って、下絵を描いて、ウィーンウィーンと削り始めた。
いやいやお父さん、それ俺の宿題、
俺もやりたいと言っても聞き入れて貰えず、
サザエさんが始まっても、ウィーンウィーンの音を聞きながら、
始業式の準備をしてたら眠ってしまった。
始業式の朝、目を覚ますと、ニカーッと笑って手渡されたのが、
子供はこんなもん作らんやろと
突っ込みたくなるみみずくの作品、
ようできちょると自画自賛、
かくして小学校最後の作品が出来上がってしまった。
あれから15年、何かの衝撃で割れてしまったけれど、
弟がデジタル的に修復、
今となってはいい思い出と言うしかない作品の紹介でありました。
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