確定申告

税務署にいいね!

 この前、NPOの決算報告と法人税の申告のお手伝いをした時のこと。確定申告の書類を持って分からないところの指導と申告をお願いしますということで、大分税務署に行ったのですが、総合案内の窓口に並んで待っていると、対応してくれる係が4名、順番に取り次いでいるわけです。年配のおっさん二人と、やはり年配のおばさん一人、そして、ちょっとイイ感じのやっぱりおばさんがもう一人、誰に当たるか微妙なところ、あのおっさんたちは勘弁して欲しいなと思ってたり、やっぱ最後のおばさんだよね、なんて不遜なことを考えながら待っていると、ほらイイ感じのあばさんにあたって、イイ感じのおばさんは応対もイイ感じで丁寧に笑顔で、行き先を教えてくれて、ちょっといい気持ちで2階の部署に移動、部屋に入ると一斉に10名以上はいる職員の視線が注がれて、くっ将来の不安なくていいよな君たち、なんて一瞬怯んでいると、奥のデスクに居た若い背の高い、それはそれは綺麗な女性が、極上のさりげない笑顔で私が担当します、こちらの席にどうぞと案内されて、向き合って座って、どうしましたかと聞かれて、いえ大丈夫です、どうもしてませんなんて、訳のわからない答えをしてしまって、その時向けられた怪訝な顔も笑顔で、「あ、いや、この書類の書き方が分かりません。」と、私も極上の笑顔を返してみたら、もう彼女は書類に目を映していて、机から上にある部分しか見ることが出来ず、それでもキレイな手元と天使の輪がある頭を交互に見ながら、もう気分は上々で、時々、どうですかとか聞かれて見せてくれる表情、あなた女優の吉瀬美智子に似てますよね、なんて言えなかったけど、彼女が鉛筆で書いて、私がその上をボールペンでなぞる初めてに共同作業、しかし時間は残酷なもので、ああ、もうこのページで終わってしまうじゃないかなんて残念に思いながら。最後に、分からない時はまた来て下さいね、なんて言われてしまって、はい、また来ますとは返せなかったけど、良かった。税務署は良かったぁ。というような、なんともおバカなおっさんの独り言でしたが、世のおやじ達の気持ちになり替わっての妄想でした。
20140526

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