おじさんの競争心

鶴見山に登れなかった腹いせに、自転車通勤により力が入った二週間でした。
どうしても、頑張ってしまうのです。ゆっくり走れば毎日が筋肉痛なんてこと
もないのでしょうが、ついつい、前を行く自転車とか原ちゃ、果てはバスまで、くーっとばかりに追いつこうとか、追いすがろうとかしてしまうのですね。先週も明野の帰り道の坂道、女子高生が二人してぺちゃくちゃとお喋りしながら並走しているわけです。まあ、そのうち坂の中盤の道が膨らむあたりで抜いてあげましょうとはかりに、余裕で坂にとり着いてしばし、勾配が徐々に急になる、おじさんの息も徐々に上がる、女子高生のお喋りは止まらない、なかなかやるなぁ。部活でもやってるのかな。さらに中盤、息遣いも怪しく、女子高生のおみ足に食らいつこうと太ももに力を入れるも、距離がどんどん開いて行くばかり。そりゃそうだわな、おじさん56 歳だもの。かなりかっくりして頂上にたどり着くと、先ほどの女子高生が立ち止まって、肩で息する頑張ったおじさんを待っててくれたりはしないで、立ち話をしてたりするわけで、何事もなかったように、荒い息遣いを気付かれないように横を通り過ぎる刹那、なんと、彼女たちの自転車にアシスト機能が付いていることを発見、またやられた、おいそこの二人、おじさんのこの無駄な疲労どうしてくれる。
20140427

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