大人気ない話

世の中、思い通りに行くことよりも、思うようにならないことの方が遥かに多いことは経験的に分ってはいても、縺れた糸が解けないままでいるのもきつい。何があったのって、大したことじゃないけど、私的なことだけお話すると、こうです。実は、かみさんの患者会を10年に亘り切り盛りして来た事務局長が辞めて、後任を私が引き受けることになったわけだけど、とてもしっかりした事務局長さんで、諸々の引き継ぎにあたって、任せるけど、もっとしっかりしてもらわないといけないとの忠告を頂いたのですよ。相手のことを親身に考えての忠告なのは分かっていたのですが、大人げない私は、ついつい反論してしまうのです。事務局長一人の能力が勝ち過ぎると、患者さん家族が育って行かないのです。だから私はあまりしっかりと仕事はしません。それで、皆から毎月叱られながら、薄田に任せていたらヤバイぞと思ってもらいながら会の運営をしますと言ったら、逆鱗に触れたみたいで、まあ時間が解決するかなと思ってもみたけど、どうもそれも私のいい 加減さに輪を掛けることになるかなと思って、これまでの10年の私との付き合いがゼロになるようなのは嫌だからごめんなさいと直接、頭を下げに行ったら、距離は縮まることはなかったけれど、少しだけ笑ってくれました。まあ、事務局長が出来る人である方がいいに決まっているけれど、出来ない人でもやって行ける集団づくりも大切だと思うのはある意味真実だと思うのよね。まだ言うかって、ごめんなさい、もう言いません。はい大人げなかったです。