丁寧な生活

私は生活が下手だ
星野源のエッセイにもそんなことが書かれていた
大学で初めての一人暮らし、部屋は常にめちゃくちゃ。
足の踏み場がない

いつも何かを探している
片付けておけば良かったとその度に後悔するけど。

ご飯はスーパーのお惣菜
それをベットの上で食べる

懐かしいな。今は実家暮らしだから、割と規則正しいし、部屋も整っている。

良き生活者に憧れる

丁寧な生活って流行ってるけど

1番丁寧な暮らしをしてるのはうちのおばあちゃんとおじいちゃん

丁寧につくられた和食
ぬかづけ、煮物、山菜

毎日朝は掃除機、床拭き
たまには座布団やこたつ、カーテンの布類を丸洗いしてお日様に干す

外出しなくてもきちんとシャツと、ベストを着て、折り目のついたズボンを履く

お茶を急須で入れる

そういえば、大学の同級生にも丁寧な子がいた

ものすごく手先が器用
趣味は大人のドールハウス作り

そういえばNHKでやってたが、ミニチュアの世界は深い。きちんとした縮尺で縮めたリアルな世界で、歴史は長い。この子は、シルバニアのようなおもちゃではなく、こういう精巧なミニチュアを作っていた。

そして字が小さくて美しい。成績は優秀。

その子のアパートに遊びに行った。一緒に料理をすることになり、冷凍庫を開けた。作り置きおかずが、美しく並んでいた。

自分はよく、雑だ、大雑把だ、O型？と聞かれる。なぜこんな風になってしまったんだろう。
とりあえず、休みの日でもシャツと折り目のついたズボンを履いて、コーヒーを入れてみた。

丁寧な人間に憧れる。