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AFC女子アジアカップ グループC組日本対ミャンマー後半レビュー

<後半の印象>

交代選手が、試合を活性化させた。また、ミャンマーの選手も前半は守備で集中していたが、後半足がつる選手も出てきたり、疲れを見せ始めたこともあり、日本が走り勝ったような内容だった。5-0でタイムアップ。

<先発選手で後半特に変化があった選手>

MF長谷川 後半2分、宮沢の縦パスを植木が巧くポストプレーで流し、長谷川が抜け出してGKとの1対1を決めた。後半3分のミドルシュートも相手GKのファインセーブがあり入らなかったが枠はとらえていた。後半49分、左サイド遠藤から長谷川が抜け出し、GKとの1対1を決めダメ押しチーム5点目。前半からシュートは打っていたが、枠をとらえていなかった。後半はフィニッシュの精度が増し、好プレーを連発していた相手GKとの1対1の駆け引きに勝利し2点を奪い結果を残した。また、試合全体を通して、いろいろな場所でよく顔を出しボールに触る機会を多く作っていた。ボールを奪われないテクニックがチームの中でも特に光っていた。

MF宮澤 前半から左SBの三宅との連動などでスピードに乗った突破を生かし攻撃の起点になっていたが、後半も継続して活躍し、チームの2点目の起点となる縦パスを供給した。このゴールの他にも、中盤の縦パスを早く入れるプレーで決定機を多く作り出していた。

<交代選手>

ボランチ猶本(浦和レッズレディース) FKで代表初得点。4点目となる成宮のゴールの起点も猶本だった。

FW遠藤(エンジェル・シティFC/アメリカ) 再三左サイドの崩しでチャレンジングな仕掛けるプレーを繰り返す。91分の長谷川のゴールのアシストは遠藤だった。

MF成宮(INAC神戸) 後半25分、猶本→菅沢とつないだボールを、良いポジションで受け、左隅に狙いすました美しいシュートを決め代表初得点。その他にも、ボール奪取や、ボールを受けてからのスイッチの入ったプレーなど、チームに大きな活力をもたらした。

FW菅澤(浦和レッズレディース) 本人のゴールはなかったが、成宮のゴールを、さりげないポストプレーでアシストした。後半27分の胸トラップからのシュートは菅澤らしい豪快なプレーだった。

左SB宝田(リンシェーピングFC/スウェーデン) 後半39分に交代出場。早々に、CKのこぼれ球を狙いすましたミドルシュートで狙うも決まらず。91分の長谷川のダメ押しゴールの起点は宝田だった。

<まとめ>

前半は押し込みながらも決定力不足のもどかしい内容だったが、交代選手が試合の流れを変え、活性化させ、最後までよく走って連動し、後半は決めるべきところで決め、良い形で終わることのできた試合だった。CKの機会が沢山あったが、ゴールが1点も入らなかったのは残念だった。

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