見出し画像

あたりまえにたくさんの人に支えられているという事実

コロナ禍になってから、ベビーリーフを育てはじめました。
はじめた理由は、外出する機会が激減した分、太陽を浴びる動機を増やそうと思ったから(ベランダで育てれば外に出ようと思うかなと…)。
とはいえめちゃくちゃ無精な私でも続けられるように、水耕栽培という方法を選びました。栄養分を混ぜた水をあげればいいだけで、土をいじる必要もなく、とっても簡単。

先日収穫した葉っぱがこちらです。

画像1

小さなサラダ2人分くらいの量。これだけの葉っぱを育てるために、約1か月かかりました。

毎日おいしいものを食べられるってありがたいことだなぁと、なんだか感慨深くなりました。1か月かけて、たった2人分のサラダしか作れない自分。そんな自分を支えてくれている方がたくさんいるということを、葉っぱを育てていると思い出します。
普段はまったく意識せず当たり前に買っている食べ物。でも、農家の方、運送業の方、販売している方、その他にもたくさんの方が関わってくれてはじめて、私の目の前においしい食べ物がある。
毎日おいしいものを食べられるって、本当にありがたいことです。


自分に余裕があって、アンテナが外に向いているときは、いろんなことに対して考えます。「電車という乗り物を思いついた人がいるからこんなに楽に移動ができるんだよなぁ、歩いたら1日かかるよなぁ」とか。「スイッチを押したら電気がつくってよく考えたらすごいことだなぁ」とか。考え出せば、あらゆるものについて、はじめに思いついた人がいて、作ってくれた人がいて、それいいねって広めた人がいて、守ってくれている人がいて。そうした歴史があるから、今私はそれを享受できている。有難いことです。

ま、すぐ忘れちゃうんですけど(汗)


余裕がないとそんなこと考えもしなくて、とにかく目の前のものに集中してしまうし、自分のことにばかり意識が向いてしまいます。ないもの、与えられないもの、理不尽なものにばかり目がいってしまって、なんで自分ばかりこんな目に合わなければいけないのかと世の中を恨んでみたり。
でも、本当はたくさんの人に支えてもらえているんですよね。

どうせ同じ時間を生きるなら、たくさんの人に支えてもらっていることに感謝しながら生きていけるようになりたい。まだまだ未熟で、いつもそういう風にいることは難しいけれど…。
でも、このお米を、お肉を、育ててくれた人のことを想像して感謝しながら食べた方がきっとずっと美味しいから、自分のために、そんな考え方を自分の中に定着させていけるよう、葉っぱを育てながら練習していこうと思います。


余談(葉っぱを育てて気づいたことのメモ)

あんな小さな種からこんなに大きな葉っぱに成長するなんてびっくり、あんな小さな種の中にどれだけの情報が詰まっているのだろう。
朝は開いてた葉っぱが、夜になるとなんとなく閉じるって、知らなかった。
はじめてのことをやってみるって、いくつになっても大事ですね。ほんのちょっとかもしれないけど、確実に世界は広がる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?