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【塾通いなしで中学受験に挑戦】どんぐり算数教室③

前回お伝えした、ミオが小学3年生から今に至るまで取り組んでいるどんぐり算数教室について少し語りたいと思います。

このメソッドについて、いつか自分の中で整理して人に伝えたいと思っていたことなのですが、あまりにも奥が深く、賛否に分かれる学習法、といいますか、育児方針、子どもへの育て方といった領域に踏み込むことになるので、うまく伝えることが難しいと感じています。

どんぐり倶楽部
https://reonreon.com/

考える力・絶対学力を育てる勉強方法です。

*****どんぐり倶楽部憲章*****
1.子供達の力を信じる          
2.無理なく無駄なく効果的な学習指導をする
3.<考える力>を身につけさせる

この倶楽部を立ち上げた糸山先生自身が大手塾で講師をされていた方で、塾講師をしている中で、塾での勉強方法が子どもに無理を強いていると感じこの勉強用を確立されたそうです。

具体的な勉強法としては、算数の文章題を作画(ビジュアル化)をしながら解いていくというものです。大人が解き方を教えることを一切せず、これまでの子どもの経験を総動員して、絵を描きながらゆっくり時間を掛けて問題に取り組みます。 

たとえばこんな問題です。

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<0MX36>
のはらで のんびり おひるねしている かめさんが とつぜん わすれものを おもいだしてはしりだしました。でも、 かめさんは どんなに はやく はしっても とけいの ながいはりが1しゅう するあいだに 3ぽしか あるけません。 では かめさんが 18ほ あるくあいだに とけいの ながいはりは なんしゅう まわることになるでしょうか。

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どんぐりをやり始めた頃の問題です。
本当は4、5歳からスタートするのが良いタイミングのようで、この問題は小学校に入る前の子が取り組む問題です。(ただしスタートタイミングは子どもによるので必ずしもそうであるわけではありません。)

時計が読めなくても、九九や割り算を知らない子でもこの問題をかめさんや時計の絵を描きながら解いていくのです。

こういった問題からスタートして、今は下記の問題に取り組んでいます。


<6MX14>
ケロ子さんはウサギ飛びとカエル飛びで6km先の学校に行きます。
ウサギ飛びだけで行くと1時間20分、カエル飛びだけで行くと1時間丁度で学校に着きます。
家を出てから30分間をカエル飛びで行くとすると、残りは何分間ウサギ飛びをすれば学校に着くでしょう。

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先月取り組んだ問題です。

受験塾では解き方を教わり、そのやり方を覚えて、似たような問題にその解法を適応していく。それが塾での勉強法と思います。実際私もその勉強しか知らずに学生時代を過ごしてきました。本当にその問題の本質を理解してきたか、というと、そうではないということをテストを受けている瞬間に感じることを繰り返してきました。(知っている問題は解けるが、少し変化球な問題は解けずに焦る。)

そんな自分の勉強のやり方を子どもにはやって欲しくなく、どんぐり算数に取り組み出しました。脳みそをフル動員させ、絵図を描きながら、答えを捻り出していく、そのプロセスこそが重要であるのではと思いました。

これは算数だけではなくどんな教科にも通ずる、社会人になっても通じる生きるための力になると思っています。

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