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父入院中〜せん妄にびっくり


写真は浜松八幡宮。夏至の日にお参りに行ったら、茅(ちがや)の輪がみずみずしく綺麗。
季節は巡る…

…………………

抗がん剤(タグリッソ)の副作用で肺炎になった父。
明日で入院して一週間。

入院してすぐの内視鏡検査後に、急に低酸素&39度高熱となり、主治医から夜間に慌てた様子で電話があった時は、もうダメかと…

しかし、ステロイドの点滴×3日間をやり終え、かなり安定してきた。
父、すごい。

状態安定してきたので、またまた4人部屋に戻る。
点滴からステロイド系のお薬を服薬する治療に昨日から移行。

面会は毎日継続。
今日も母と病室に行く。
お父さん〜来たよ〜と手を振りながらベッドに近づく。

じーっと私を見つめる父。

「おまえ、生きてたのか」

???

「さふみが死んだと連絡がきて、◯◯くんもさっき来てくれて」

えーー!!!!!!
◯◯くんって、私の元パートナーの方の名前…
久しぶりに聞いた…
父からその名前がなぜ今!?

って言うか、私死んじゃったんかーい!!!!

え、お父さん大丈夫??
私、生きてるよ…(泣)
◯◯くん、もう私と離婚したじゃん??
だからここには来ないよー。

「うん?あぁそうか。
でもさっき、◯◯くん、そこに来てだぞ」

「なかなかおまえ達が来ないから、心配していた」
「心配していたら、やっぱりイヤな予感があたって、
おまえが死んだって」

「これからはお母さん(母)をワシが一人でみなきゃいけなくなるから」
「体力つけなきゃいけないと思って牛乳屋さんに電話した」

え!?
牛乳屋さん?
名糖さんに電話?
(実家はもう何十年も牛乳を配達してもらっている)

「もっと栄養がつく牛乳を配達してってお願いした」
「カルシウムとか入ってるやつ、あるだろ?」

「あと子どもが死んだときは遺産はどうすればいいか分からなかったから」

「とりあえず明日、通帳を持って来てくれ」

などなど…
これって、見当識障害?
せん妄か??

しかも、ちょっと興奮気味というか、普段の父よりハイテンション気味。
目がカッ!!っとしていて、瞳孔開いてる感じ…
目力強いといいますか。

(以前働いていた職場の患者さん、躁転した方と何度か接していたが、その時の事を
思い出した)

普段より声も大きい。
喋ると息が上がるので、苦しくないか心配。

面会には毎日14時くらいに行っていて、
(面会時間14〜17時で、15分間となっている)
今日は用事があり、病院到着が15時くらいになったのだが。

「来ないな〜」
「大丈夫かな〜」
「何かあったのか??」
「もしや…」
etc…
不安が不安を呼び、せん妄という症状が出ちゃうのでしょうか。
ずーっとベッドに寝ていると、モンモンしちゃうんだろうなぁ。

同じ病院の物忘れ外来に通っているアルツハイマーの母。
いつもと違う父に
「お父さん!!
なに縁起悪い事を言ってるの!!
さっちゃん死んだなんて言わないの!!
おかしくなっちゃったの??
しっかりして!!」
と叱咤激励(!?)
もう、ほんとにしっかりしてちょうだい🥺と別れ際も握手しながら父に言い聞かせる母。
いつもと逆なパターン…

あまりにびっくりしたのと、私的にもかなり不安になったので、
今日の担当看護士さんに共有と相談。

看護士さん曰く、
確かに高齢者が入院するとよくなる症状。
でも心配ですよねーと。
確かに今日は朝からちょっと「???」な会話されてましたとの事。
「娘さんが朝5時に来たって言ってたかもです」
「なんか心細いお気持ちが強いのかな」
「わたし達も出来るだけ、声かけてしていきますー」
と有り難いお言葉。
よろしくお願い致します!

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