食べるのはつらいよ
写真は庭に咲いた二輪草(ニリンソウ)。
川中美幸さんの「二輪草」という歌、庭を覗きながら母がよく歌っている。
あなた〜おまえ〜
呼んで呼ばれて寄り添って〜♫
父の食欲がない。
ぜんぜんない。
こんな食べない父をみるのは初めてで戸惑っている。
高齢者って皆さんこんな感じなのでしょうか…
以前から食べる量は減っていたが、ここ一ヶ月ぐんと量が減っている。
訪問歯科さんによる歯の治療も良好で、あれこれ食べられるようになっていたのになぁ。
お正月は久しぶりに酎ハイを飲み、数の子もバリバリ、お煮しめもパクパク食べていた。
大根をやわやわに煮たのなら食べられるかな?
好物のマグロの赤身の切り落とし(を細かくしたの)。
それに長芋を擦ったのをかけたもの、今日は食べられるか!?
タンパク質を摂りたいから、豚肉を圧力鍋で柔らかくホロホロに煮てみよう。
う〜ん…
肉はダメっぽい、やっぱり野菜か!?
里芋煮たり、南瓜煮たり。
辛くない麻婆豆腐、茶碗蒸し。
クリームシチューにあんかけうどん。
食事作りを担う者としては、腕の見せ所?でもあるので、最初のうちは張り切っていた。
しかし、あれはどうか、これはどうかと毎日あれこれ作るも、全敗である。
か、悲しい…
作っても作っても減らないおかず。
冷蔵庫に貯まりまくるタッパーたち。
食べられない事、こんなにシンドイとは思わなかった…。
ちょっと前迄、「うまいな」と食べてくれていたことは、本当に奇跡だったのかもしれない。
お父さん、食べてくれててありがとう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?