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父、入院ふたたび


〜写真は一週間前に父と行ったご近所の浜松八幡宮。
裏の駐車場で歩行練習。
今思えばあの時もすぐに疲れてた…もっと早く気付きたかった。

6/19、呼吸器内科の定期受診。
前回の受診後、熱発もおさまり、リハビリも順調。
週に1〜2回は車椅子でマックスバリュに買い物行ったり、
八幡さまにお参りに行ったり。

しかし受診の10日位前から、動くとすぐに息が上がり
「ベッドに行く」
「ちょっと休む」
と横になることが増えた。
横になっても、すぐに息の荒さ(ふーふーと肩で息する感じ)がすぐには治らない。

本人に「大丈夫?
息上がってるけど、苦しくない?」と毎回聞くも
「苦しくない」。

定期受診日が近づいていたので、様子見してしまっていたが…
私の判断ミスだったなぁ。

息切れを主治医に相談。
前回のレントゲンを見比べる。
私「前回、先生が左肺が4月レントゲンよりちょっと影が増えていると仰っていたのが気になってるんですが…」

「えーと」
4.5.6月の3つのレントゲンを画面に並べる主治医。

「うーん、
だんだん影が増えてますね」

私「肺炎じゃないでしょうか?」

「肺炎なら、もっと咳もでるし熱発もあるはずですが」

私「でも気になります
息切れも出てるので」

「ではCTやりましょう」となり、急遽CT検査へ。

は〜これで肺炎かどうかハッキリする。

待合室で待機中、車椅子の父、だんだんしんどそう。
横になりたい。

2時間くらい待ち時間があるとの事で、父の消耗が心配。

事務員さんに処置室の空いてるベッドがあれば、横にならせて貰えないか打診するが、難しいと却下。
えー!
そ、そうですか…(泣)。

フロアの奥の長椅子まで移動し、父に横になってもらう。
枕…と言うので、私のトートバッグを丸めて頭の下に。
あ〜こんな日に限って、カーディガンもストールも持ってないよ!!

なんかこんな大病院なのに
(大病院だからか!?)
こんなかたーい長椅子にぎゅうぎゅうになりながら寝そべる父。
ベッドは無いのか…
床に寝てもらった方が安全か…
売店でバスタオル買ってこようか…
でも父をひとりにさせるの心配…(泣)

でもかたーい椅子だけど、車椅子に座ってるより楽らしく、
横になるとすぐに目を閉じて静かにしている父を見ながら
泣けて来てしょうがなくなる。

30分くらい経つと、
主治医と事務員さんが慌てた様子で現れた。
「すぐに入院してください」
「肺炎になってました」
「左肺だけじゃなく、右も左も」
「上から下まで全部です」
「たぶん薬剤性の肺炎の可能性が高いです」
「タグリッソが原因かと予想してますが、
検査をしないとわからないです」
「明後日、内視鏡の先生が居るので、そこで原因を調べたいです」
とのこと。

かなり広範囲に広がる肺炎らしく、今は呼吸は酸素つけなくても大丈夫だが、
いつ急変するかわからないので、延命治療をどこまでやりたいかをご家族で相談しておいてくださいと。
それくらい、肺炎は怖いし、重篤になりやすいというお話しもされる。

タグリッソは肺がんの父にとっては救世主みたいな薬。
あんなにあった癌がどんどん小さくなって。
肺も脳腫瘍も新たな増殖はストップしていた。
タグリッソ、すごい効いてるね!
やったね!!
と喜んでいたのだが。

ここ2〜3か月は、爪の周りに炎症おこしたり、
皮膚が乾燥しまくり痒みに悩まされたり、
皮膚の副作用はなんとかなんとか我慢して、耐えていたけれど。
肺炎かー。

父は「入院かー」
とぼんやりしながら呟いていたが、
人工呼吸器とか、延命処置とかの話しは…
え?ワシの話し?って感じで、意識もハッキリしてるし
「よくわからんなぁ」
「子どもたちに任せる」と。 
(それが一番困るのよ😭)

とりあえず最悪な時バージョンも考えつつ、
入院してタグリッソ一旦やめて、肺炎を治そう!!
と長椅子に寝る父と話す。
ガンバると父言ってくれた。

一昨日まで時々息切れしながらも、
「◯◯の株を◯◯円で指値して売る」
「売れたらそれで◯◯のを◯◯で1000買う」
とか、私にいろいろ指図し株を売買。
儲けたるでーという気持ち、まだまだ持ち続けて欲しい。

今日は日本株、めっちゃ下がって⤵️ますが
父には内緒…

ガンバれ父!!

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