自分の成り立ち②※閲覧注意

英会話教室は、スピリチュアルな場所でもあった。

波動とか石だとか…幼い私には理解出来ない世界でもあった。英会話の先生とは会ったらキスをしなければいけなかった。

しないと追い出される。

授業の最初には瞑想の時間があった。

卍を見て目を瞑らされる。その間、先生は生徒全員の頭を触り、所謂波動をおくる。

それが暫く続いたある日、瞑想の時間に胸を触られるようになった。

またある日、勉強会という名目で先生の自宅へ招かれた。

母に促されるまま、待ち合わせ場所に連れて行かれて迎えの車へ乗った。

私は行きたくなかった。ただただ、恐かった。

でも、母は違った。私の子供が認められた。

他の子と違うんだ。そうやって舞い上がっていたのだろう。

後から知った話、母と先生は契約書を交わしていたらしい。

内容は、身体を触ることがあるがそれを保護者として認めるというもの。

先生の部屋に着いた。たくさんのお菓子を与えられ、ドレスを着せられて沢山の写真を撮る。

その後は地獄の時間だった。ビデオカメラをまわされて、身体のあちこちを触られる。

そして、最後は受け入れるしかない。

気持ち悪かった。痛かった。逃げ出したかった。

だけど、私はまだ8歳だった。知らない土地で1人で逃げ出すことは出来なかった。

帰り道にこう言われる。

誰にも言っちゃダメだよ。言ったら君のお母さんが捕まるからね。

私は何も言い返せなかった。これは普通のことで私が異常なのかな?

それからそんな「勉強会」は度々開催され、辞めたいのに辞められず、4年が経った。

誰にも相談できなかった。私は犯罪を犯している?これを誰かに言ったら、両親も私も捕まるとそう思っていた。


毎日泣いた。でも、何が正解か分からない状態だった。





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