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障害者手帳を取得したこと

調子を崩してから、もう3年になる。

波がありつつも、なんとか生き延びてきたという感覚がある。ついに先日、障害者手帳を取得した。前までは、障害というカテゴリーに属することに抵抗があった。障害を持つ方にどうこう思っているわけではなく、前の自分はどうにかやれていたことができなくなっていると突きつけられるのが怖かった。

今はもがいても動いても、どうにもならない膜の中にいるようで、使えるサービスを使った方がいいなと判断したわけだ。取得するのに診断書がいるわけで、金銭的にも辛かった。主治医の先生にはこの3年間どれだけ書類を書いてもらったかわからない。本当にありがたい。

届いた手帳は、緑色の手のひらサイズのものだった。自分で撮ったはずなのに、写真はどこかぎこちなく緊張しているみたいでおかしかった。

手帳はそこまでサービスを利用できるものではないけれどお守りみたいなもので、なんだか手元にあると安心した。今はしんどい時期なんですよ、と周囲に伝えられる手段にもなる。

当事者だから良い関わりをできるわけではない。でも、いつかこの患者体験が役に立てればなと、薄れゆく支援者としての立場からそう思った。

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