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組み分け帽子は酒のつまみになる話

先月、としまえん跡地のハリーポッターの施設に行ってきた。ハリーポッターは物語や仕掛けは王道なのだけれど、王道だからこそ楽しい。映画ではイギリスの観光地がたくさん使われていて、イギリス旅行の下見になったくらい贅沢なロケーションだった。この施設は映画のセットや衣装等展示されていて、その裏側の解説をしているものだった。どちらかと言うとオタクの大人向けかなあと思ったし、事実子ども連れはあまりいなかった。でも映画の中に入れるという素晴らしい体験ができるので、一度は行ってほしい。わたしと一緒に行った知人は、気づけば勢いのままに杖を購入していた。イッツアマジック。わたしと知人の名誉のために解説すると、前々から杖が欲しかったので別に無駄遣いではない。5000円近くもするけど決して無駄遣いではない。大人になって杖を片手に遊ぶなんて思いもしなかった。元を取るために関連施設に行かなきゃな(決して無駄遣いでは…)。

ハリーポッターでは伝統あるホグワーツという魔法学校が舞台となっており、グリフィンドール、スリザリン、レイブンクロー、ハッフルパフという四つの寮に分かれている。ハリーポッターの物語ではグリフィンドールとスリザリンがピックアップされがちなんだけれど、なんていうか我が強い。物語としては緩急つけやすい性格の寮なんだろうけど、友達になりたくないと子ども心に感じていた。フレッドとジョージみたいなイタズラ好きの双子なら振り切れて仲良く慣れそう。

オタクでハリーポッターの施設に行くということは、どこの寮に選出されるかという話題が必然になる。なんとなく知性のレイブンクローが人気なのかもしれない(王道のグリフィンドールやスリザリンを外す意味でも)。でも実際入るなら温厚で協調性のあるハッフルパフがいいなあという話にもなった。ちなみにファンタスティックビーストという映画の主人公ニュートはハッフルパフ出身で、個人的にはハリーより見ててストレスが少ない。ただ、周りの人物の個性が尖りすぎていてやや影薄いのだった(そういうところも好き)。

知人同士の会議により、わたしに知性はないが(!)オタク的探究心を評価されレイブンクローを勧められた。何となく自分もそう思ってたので嬉しいような複雑なような。ちなみに一緒に行ったうちの一人は巳年という安直な理由でスリザリンにされていた。か、かわいそう…。

ハリポタ魔法使い友の会は定期的に開催されているので、次回はレイブンクローのマントを購入してしまうかもしれない。あとは入学するだけなので、ホグワーツからの手紙を首を長くして待っているのだった。

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