ジャパネットのDysonは安いのか

2024年12月7日の「ジャパネットチャレンジデー」の商品「dyson micro 1.5kg HEPA」は、家電量販店での購入と比べてどちらがオススメか、Dysonの販売員目線で書きます。あくまでも私個人としての意見なので悪しからず。
また、手元に商品が無い状態のため、実際に商品を確認した訳では無く憶測など誤情報が含まれる可能性もあることにご留意いただきたい。
チャレンジデーの記録↓↓
https://web.archive.org/web/20241206164104/https://www.japanet.co.jp/shopping/cleaner/catslist/LP000000000022063/PDWD75004560/

結論としては、
「ヘッドが小さくても良い」かつ「ハンディ掃除機としての性能は重視しない」なら買い。


簡単に述べるとジャパネットモデルは
量販店モデルmicro originに型落ちハンディヘッドをつけて、排気フィルターの性能を若干上げたもの。販売員目線、非常に妥当な価格設定である。

理由について以下に約1.5kgのほぼ同じ重量の量販店軽量モデル(micro plus sv33ffpl, micro origin sv33ffor)と比較して述べていきたいと思う。
まずは、個別に部品ごとに比較していき、最後に価格について確かめていく。
Dyson公式サイトには量販店モデルとは別のモデルがあるようなので、是非そちらも確認いただきたいが今回の比較対象からは外す。

家電量販店で購入できるモデルと本体部分(メインのヘッドではない部分)は同じなのか

私は異なるものであると推測している。そして、量販店モデルのほうが性能がやや良いが、dysonなので日本家庭においては必要以上の性能と推測。

型番から判断して

量販店で購入可能なDysonの軽量型モデルはsv33から始まる型番である。
しかしジャパネットで購入できるモデルはsv21であり、異なっている。
Dysonのクリーナーの型番はsvから始まり、sv33やsv46、sv18、sv49のように2桁数字が続く。数字部分で本体の性能や大きさが決まる。sv〇〇が同じであれば、色が違っていようとsv〇〇の後ろの文字が違っていようと全く同じ性能である。そのため、sv21のジャパネットモデルと量販店で購入可能なsv33は異なるものであると考えている。

量販店モデルとジャパネットモデルどっちが性能が良い?

どちらの方が性能が上かは、Dysonは吸込仕事率非公開のため分からない。ただ、Dysonに限らずテレビもそうであるが、ジャパネットは廉価グレードを大量に安売りする戦略であるため、量販店モデルのsv33の方が性能が良いと推測している。根拠とはいえない。本当に推測でしかない。

ヘッドはどうなのか(幅が小さいが性能良し)

ジャパネットのヘッドは小さい。量販店で購入できるmicro origin(sv33ffor)と同じヘッドである。Dysonの通常のヘッドは幅250mmであるが、ジャパネットモデルとmicro originのみ207mmであり小さい。一人暮らしや手狭な部屋やサブクリーナとしてなら問題ないだろうが、多くの家庭でメインの掃除機として使用するには心もとない。ただ、性能は現行量販店機種と同じであるため、ジャパネットでも安心してよいだろう。

付属品

ハンディツール(型落ちであるがついてくる)

◯ micro plusには「毛絡み防止スクリューツール」という円錐型の透明な電動モータツールが付属する。
✕ micro originには付属しない。
△ ジャパネットモデルには「ミニモーターヘッド」という一世代前のツールが付属する。

国内メーカのクリーナーには、そもそも電動のハンディツールは付属しないため、旧型ツールでも付属するのは喜ばしい。ただ、現行のツールは形状とブラシの大幅な改善で性能がかなり向上しているため、ハンディ目的でジャパネットモデルを選ぶのはおすすめしない。

スタンド(純正ではないがついてくる)

◯ micro plusは純正スタイリッシュスタンド「Floor Dok」
✕ micro originは無し ただし、壁掛けの「収納用ブラケット」は付属
△ ジャパネットモデルは「収納用ブラケット」付属 + サードパーティの「シービージャパン ダイソンクリーナースタンド ブラック DCS-03BK」
部屋のコーディネートにもよるが、純正スタンドはスタイリッシュで所有欲を満たしてくれる。純正でなくてもスタンドがついてくれるのは非常にありがたい。ジャパネット、よくわかってるなぁの一言。量販店なら5000円くらいで収納用ブラケット取り付け可能なスタンドは手に入る。

排気(量販店モデルより優れている)

こちらはジャパネットモデルに軍配が上がる。
dysonのフィルターは水色と紫の2種類あり、量販店モデルは紫色で0.3ミクロンまで細かな菌やウイルスを捕集する。しかし、ジャパネットモデルは水色で0.1ミクロンまで捕集する。0.3ミクロンでも十分性能は良いのだが、空気清浄機が無い環境での使用で、排気で選ぶならジャパネットモデルの勝利。
ちなみに水色の高性能フィルターがついたモデルは量販店の場合、最も高性能なsv46シリーズと水拭きローラつきのsv49suにのみついており、それ以外は紫色の0.3ミクロンの通常フィルタである。

バッテリー

稼働時間・充電時間は25分・3.5時間で量販店モデルとジャパネットモデルで差はない。

価格

最も大事な部分である。
ジャパネットは元値69980円から3万円引きにスタンドセットで39980円である。
30000円引きと大きな値引き額となっているが、もちろん元値は市場価格からはかけ離れている。

量販店micro originは、大手量販店であればノジマの税込み49500円が最安値であるが、30500円送料無料で楽天市場で「あきばおー」より手に入る。
ちなみに量販店のmicro originは上位機種micro plusを販売するためのオトク演出用価格設定となっているため当てにならない。(micro plusが約55000円。5000円追加するだけで純正スタンドにハンディー最新ツールもついてきますよ!とセールストーク)

また、ハンディツールはDyson公式オンラインストアで
ジャパネットモデルについてくる旧型のミニモーターヘッドが8800円である。

スタンドに関しては、税込み約5000円程度で量販店で購入できる。
一応、ミニモーターヘッドが8800円なら、ジャパネットのスタンドは9980円ということになる。

以上を鑑みると、約45000円が実勢価格といったところか。なので、ジャパネットの価格は安いことは確かである。が、30000円引きという売り文句に釣られたなら、一度冷静になってほしい。

ただ、安いのは確かである。


結論

良い点

Dysonなので性能に関しては問題ないだろう。
排気フィルターが量販店モデルより高性能。
スタンドは純正ではないが付属。収納と充電が同時にできる。

気になる点

3万円値引き前の価格は高く設定されているので冷静になろう。
ヘッドの幅が通常より5cm小さい。
付属品のハンディーツールが型落ちである。

micro originの購入を検討していた方はジャパネットでの購入をおすすめする。また、国内メーカなどDyson以外のメーカで40000円以内の予算で検討していたが、性能に関して物足りなさを感じていたりハンディとして使いたい人にもジャパネットチャレンジデーはオススメである。

今回のチャレンジデーを逃しても、年末商戦に向けて量販店ではDysonも値引き施策を打ち出していることがあるので、ぜひ量販店に来てみてほしい。この記事を見ているあなたの手にはきっとmicro plus、またはsv46ffがあるだろう。


最後に、おもしろい(が使い勝手はあまり良くない)クリーナーが新発売なので見てやってください。


個人的記事を書いての感想
自分の日本語の拙さに驚き。構成力の欠如。アフィカスもすごいんだなと彼らを見直すきっかけになった。

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