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めんどくさいの向こう側




1歳の娘のお食事エプロンをつける
ボタンの掛け方を間違えた。
でも、このままでも大丈夫だし、
やり直すのめんどくさいから
ちょっと変だけど
このままでいっか、とわたしは思った。

今までの自分ならなんとも思わなかった。

だけど、今日のわたしは
自分にツッコむ。


このボタンをちょっと掛け替えることが
そんなにめんどくさいのか???



細かいことを気にしないのと
めんどくさいからやらないは
似ているようで、違う。





わたしはすぐめんどくさいと思ってしまう。
あと3歩歩けばリモコンに届いて温度調整ができて
快適な空間で過ごせるのに。
上着を取りに行けばいいのに。
(クローゼットに取りにくいのがめんどくさいほど豪邸に住んでいるわけじゃないのに笑)
めんどくさいから、ちょっと寒くても我慢しよう。


あと2分温めれば
温かいご飯が食べられるのに
その手間を省いて冷えたごはんを食べる。




あぁ、わたしはほんの僅かな手間を
めんどくさいの一言で片付けて
自分を雑に扱っていたんだろう。


寒い、温めよう、その声を握りつぶししてる。


心の中では呟いているんだ。
そう。わたしはいつも自分の声に気づいていた。


部屋が寒いから暖めたい。
あったかいご飯を食べたい。



その小さなささやきを採用してあげられるか
すくいとって、叶えてあげられるかどうか。



そういう細やかさが、
わたしの幸せの鍵となるんじゃないかな、って気づく。

あともう一声。あともう一歩。


ここを越える。
めんどくさいの向こう側を体験しにいく。


めんどくさいの向こう側に行けた時
どんなわたしに出逢えるのだろう。
楽しみだ。



自分の小さなささやきを
見逃さないように生きていく。