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連中Ⅰ 池下CLUB UPSET

ワンマン二発目は名古屋!UPSETは目の前にコメダがあるので好きです。
そんなことはどうでもいいのです。

【2020.01.26連中Ⅰ名古屋セトリ】
夢みるシャンソン人形(カバー)
愛の言葉
ワンシーズン
四月
金魚鉢
MC
蛇行道連
日向
八月
MC
ハイテイツモ
マージン
ウルトラウェア
互市才覚
グロテスク
ダ犬マイト
ペット可

・SE(愛の賛歌)

・夢みるシャンソン人形(カバー)
大阪で右肩に引っ掛けていたネイビーのパーカーが、名古屋では白に変わっていた。
スタンドマイクの前にビシッと立って歌う姿もカッコいいし、凄く印象に残るから、一曲目にピッタリだなと思った。

・愛の言葉
大阪と同様パーカーを着て、「可愛い連中です、宜しくお願いします」的な挨拶の後に曲が始まった。
達也さんのコーラスが、連中始動当初よりずっと理姫さんの声に馴染んできて、より聴きやすくなっているなと思った。

・ワンシーズン
曲入りから繰り返されるベースの音が、一回聴いただけで無限に脳内で流れ続けてしまう。なんだか癖になる。そしてちょっと切ない。

・四月
イントロが流れた瞬間、四月だ!昨日とセトリが違う!って、ひとりイントロドン!みたいになってしまった。
イントロのお洒落なバチバチ感とAメロからの気怠さのギャップにやられる。
序盤で、服についた匂いが消えちゃうから香水つけなきゃよかったなぁ(言い回しは全然違う)みたいな歌詞が出てきたかと思えば、こんな部屋で運命を信じたいとか言うの(言い回しは違う)“頭おかしいんじゃない”っていう歌詞が出てきたりする。心がきゅっとなる。
そうしているうちにラスサビが終わって、アウトロでまたバチバチに決めてくる。曲として超カッコいい。早く音源をください。

・金魚鉢
一打一打キレ良く鳴るドラムの音がこの曲のカッコよさを引き立てているなと思った。諸石さんありがとうございます。
2サビ後間奏のゆったりとしたベースの音が、水中を泳いでいるみたいで好き。
アウトロで理姫さんがちょっと考えて、「ミレミレ〜ソファソファ〜」って歌いだしたら、達也さんが歌うの放棄して笑ってた。

・MC
理姫さんが「最後どっちだと思った?」って達也さんに聞いたら「ララララ」って答えていた。達也さんハズレ。理姫さんに「こっち見てて歌わなかったじゃん~」って指摘されていた。東京はどっちかな~?(音階orララララ問題については大阪のMC参照)

・蛇行道連
途中パーカーに手を突っ込んで、仁王立ちで歌い上げている姿が歌詞の雰囲気ととマッチしていた。
アウトロの最後ジャカジャカジャカジャカジャーンって所で、理姫さんが諸石さんに向かって、両腕を交互に横に曲げ伸ばしする動きをしてたのお茶目で可愛かった。

・日向
音が一拍ずつ繰り返される印象的なイントロ。この曲聴いてみたい!と瞬時に感じるイントロ作りの天才だよなぁ。
サビで“君はいつも素敵だから”の後に“泣いていた”という言葉が続くのって普通に考えると不自然かもしれないけれど、そういう感情って凄く共感できる。言語化しづらい感情を歌詞に落とし込めるのって凄い。
ラスサビで“泣いてたよ”って訴えかけるみたいに歌っていてグッときた。

・八月
琴線に触れる歌声に、自然と全神経が集中していて、吸う息の音も声の一つに感じた。全身がジリジリ熱くなった。
最後の歌詞の後、ギターの音でアウトロにバトンタッチした瞬間、今度は楽器一つ一つの音が身体中を駆け巡って鳥肌が立った。恐るべしアウトロシリーズ。

・MC
リーダーによる某グッバイ!替え歌コーナー。①「国会!議事堂に物件はない~」②「おっぱい!君のおっぱいは一つだけじゃない~」
こういうくだらないヤツにめっぽう弱くて、頑張って笑いを堪えていたのに、②の途中で「おっぱい!」を理姫達也が同時に歌った瞬間堪えきれずに爆笑した。あんなの笑うしかない。
名古屋はいつもお土産が多い話。理姫さんが嬉々として口紅を貰った話をしている最中にそれがチョコだったことが判明してちょっとショックを受けていたの可愛かった。
曲に戻る前に「こう見えて皆さんのことを沢山考えているので、これからもよろしくお願いします」とさらっと言っていたの、なんだかよかった。

・ハイテイツモ
曲フリで、用意された椅子に腰掛けながら「はい、ツモ」って言っていて、ツモ上がりみたいだなぁと思った。麻雀のルール知らないけど。
1番の演奏はギターだけで、サビ最後の“役無しこの街”で初めてベースとドラムが鳴り始める。でも全楽器が揃っても妙に静かで不気味。
2サビの後、一瞬柔らかい光が差したようなメロディになるのに“たかだか愛されてる芝居だったんだな”で暗い所に引き戻される感覚になった。そのまま音が止まって、理姫さんの呼吸で曲が再開するの、鳥肌。

・マージン
ハイテイツモの最後、ギターだけで静かに終わって、そのままマージンのイントロに入る感じとても好きだった。その後のベースのぼんやりしているのに重みを感じる音も好き。
曲を聴いている時、歌詞に沿って情景が浮かんできて、小説を読んでいる時と同じ感覚を覚えた。
理姫さんの、苦しくなるようなラスサビの歌声と歌う姿が印象的。

・ウルトラウェア
前二曲と打って変わって手拍子なんかして、ぼんやりとした脳に丁度いい能天気さだった。
FUCKとピースはつい一緒にやりたくなってしまうよね。
アウトロでは理姫さんがタンバリンを鳴らしていて(大阪も)、メンバーみんなで演奏してる感じが微笑ましかった。
理姫さんが書く歌詞って、文学的な歌詞と感覚的な歌詞とで大まかに二分できると個人的には思っているんだけれど、マージンとウルトラウェアはそれが顕著に出ている二曲だなと思った。

・互市才覚
“結婚ないですよ”の時、ですよ!って念を押すような歌い方してたの良かった。
大阪に引き続きサビでは腕を曲げ伸ばししていたんだけど、落ちサビの時もその動きをしたいのに達也さんが手拍子促してるの見て、理姫さんが不満げな顔してて笑った。

・グロテスク
キーが変わって、少しゆったりと聴くことができるようになったおかげで、より歌詞の良さが際立つようになったなと思った。(テンポも落とした?)
歌詞を少しずつ聞き取っていく中で、この日初めて“あの花火が地味になった日から立ち直ってもいない”って歌詞が入っていることに気づいた。前身バンドのアカシックと可愛い連中の音楽を通して、私は理姫さんの人生の一部を不思議な距離感で見続けているんだなと、ハッとした。

・ダ犬マイト
バンドとしての無敵さを感じる曲。聴いてるだけでドキドキして、笑みが零れる。
サビの“ダ犬マイト”で、1サビはファンにマイクを向けて、ラスサビでは叫ぶような歌声で理姫さんが歌っていた。
大阪名古屋とバンビさんがベースを弾くことに集中している感じがあったんだけれど、やっとラフさが見えてちょっと安心した。この短期間で続々新曲を作っている2バンド分のベースを弾きこなすだけで凄すぎるよな。。。頑張れバンちゃん。

・ペット可
理姫さんの「ありがとうございました可愛い連中でした!」っていう挨拶の後、達也さんが「お願いしまーす!」って叫んでからイントロを弾き始める流れ良かった。
靄をかき消してくれるような“青春っていえば全部たいしたもんじゃないなって思えて”って歌詞も、“ないな”を“ねーな”って歌うところも堪らなく好き。
落ちサビで一瞬ギターが鳴らなくなって、達也さんがお手上げみたいな感じで小躍りしてたの笑った。
大阪でも感じたけれど、ここから始まっていくんだなぁというワクワク感に満ちていた。

アンコールは無いですって話の後、理姫さんが「ダ犬マイトって言って」とファンにマイクを向けてサビの”ダ犬マイト”を歌わせて「それだよ!曲中に(声小さくて)心折れたんだから」って、できるのかファンに確認した上で「キネマでやるから」と言っていた。喉を整えておかなければ。
理姫さんが「せーの、ペガサス!🦄」と言って、四頭のペガサスは去っていった。バンちゃん似のペガサスは寿命が短そうだった。

大阪と同じ曲目(曲順は違う)でも、名古屋で改めて聴く事で初めて気づくことが沢山あって、二日間ライブ中の脳内は忙しなくて、色んな感情でパンパンだった。
キネマはあーちゃんと翔ちゃんが仲間入りしての豪華バージョン。会場がキネマってところも至高。全身破裂してしまうかもしれない。楽しみ!

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