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ぐるぐるうずまき

タダノヒトミ

木曜日のいちまいごはん。
いつも通り、前夜から漬け込んでおいた玄米と、当日来そうな人数の白米を研いで仕込んで、ガスコンロに土鍋2つ。

おかずはその日のあるもんで。
はんぺんの卵サンド揚げと豚の生姜焼き。

おかず全部のせまかない丼!

昨日はこどもたちたくさんで、大人がほぼいなかったので玄米6合ほぼ手つかず。
圧倒的白米人気!しゃあないそんな日もある。

たまたま熊本からお野菜が来たから、それで急きょひらめいた揚げ物三昧。
生でも食べられる新鮮野菜の揚げたて熱々を、利き塩でいただく贅沢。

夏野菜の天ぷら

自称バイトリーダー!のみかちんがさくさく揚げてくれて。バイト代も出ないのに申し訳ない。

いつもの通り、ランチからそのままお茶タイムに突入。いつのまにかフリードリンクと化したよばれやのコーヒーに、売り物やん!っていうクオリティーの小6女子自作クッキーと、朝からなにやら仕込んでいた中学生女子の即興レアチーズアイスデザートと。

ダークチョコとナッツのクッキーたち

大人たちが舌鼓打ちながら、尽きぬ話があちらでもこちらでも。

そして前から約束してた、中学生男子ズとのお買い物コーディネートツアー。
どうにかこうにかよばれやは早終いして、全員まとめて車に載せていざ目的地へ。

本屋とGUめぐり、怒涛の試着タイムからのそれぞれ3着お買い上げ、で最後はフードコート。

予算内で服と夕食、自分らできっちりまかないや!っていう事前通告に、ギリッギリまで服に使い果たし、残りの小銭でなにを食べるか必死な男子たち。

「なー、ヒトミさんってなんの仕事してるん?」

「なにって…ごはん作ってるだけ。いや!?だけちゃうな?うーん、わからんわ笑」

「そうなん?なあ、アイス食べたい!」

アンタらな、言うとくけど個人スタイリストってほんまは金取られるやつやで?なんでこっちが送迎までしてタカられなあかんねん!とかなんとか、ぶつぶつ言いながらフードコートでうどんを頬張る男子たちと、別行動でちゃっかり買ってきたタピオカを優雅にすすっている娘とを交互に見ながら。

お仕事ってなんやろ。
今の自分、この子らにどう見えてるんやろ。
よばれやってなんなん?
聞かれてもようわからん。

日々ここで、なにかしら作って、食べてもらって、おかえりー!またね!って言ってるだけ。

誰かがやってきて、誰かがふんふんって話聞いて、泣いたりわらったり、そうして日が暮れて、また明日。

楽しかったらそれでいい。
お金には一切ならないけど、なんかやってる。
毎日ここで。

とはいえ、その毎日を続けるための工夫は必要で。

下町の商店街みたいに、あるのが当たり前と思っていたら突然、思いもしないことでなくなるのがひとのなりわいで。

みんなの台所がなくなったら、この子たちはどこでご飯食べたり、怒られたり、ふと心の声をこぼしたりするんだろう。

よばれや、をこれからも続けるために、走り方を考えなくちゃいけないフェーズにきてるのかも。

生きるための衣食住と、まちと、ここに生きるひとたちと。

こどもたちがどんどん大きくなり、また新しい命がやってきて、わたしはひとつ年輪を重ねて。

このままでいい、ではなくて。
このままがいい、でもなくて。

残された時間は確実に宵に溶けて、日の出とともに新たな一日が刻まれる。

伝えていくこと、語り継ぐこと、塗り替えること、手放すこと、信じて任せること。

いろんなことがぐるぐると廻る深夜3時。
今日は明日で明日はもう今日で。

さて、寝落ちて残したあれこれを仕込んでから寝るとしよう。

おやすみなさい。


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タダノヒトミ

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タダノヒトミ
神戸生まれ神戸育ち。神戸のまちとうまいもんとワクワクすることをこよなく愛するひと。 食いしん坊と落ち着きのなさと口の悪さには定評あり。海と山とにんげんと触れあってずっと生きていきたい。呼ばれたらどこでも飛んでいきます!