ダイマ基本編

 ダイマックスの強い運用は2パターンある。抜きと、切り返しである。

 前者は昨今だとエースバーンがわかりやすい。あのポケモンの強みは強力な積み技であるジェットナックルと、広範囲高火力のノーマル炎技である。持ち物は珠か、ビルド採用時に起点のアテが増えるラムの実になるだろう。それっぽくて怠いことを言ったが要は突破力が凄いって話。

 後者は実際に考えながら触るまでイマイチピンと来ていなかったのだが、アッキミミッキュである。そもそも切り返しって何って話になるが、オタクよろしくカードゲームに例えると「相手にいっぱい手札を吐かせてリソースを切らせてから」バハムートを出すと言ったところである。重要なのはカッコで閉じられた部分。手札を吐かせないとバハムートを出したところで返しの確定除去を撃たれた挙句、再度リソースを吐かれて2枚目のバハムートないと終了してしまうわけである。そして、カードゲームには2枚目のバハムートが存在するが、ポケモンにはそんなものない。

 例えが長い。バッサリ言ってしまえば、今作の最大のリソースはダイマックスで、次点にミミッキュ の化けの皮あたりである。それらを相手に先に吐かせて手札が尽きた状態の相手にアッキミミッキュを押し付けるのが切り返しといった戦法である。ただ捲るというわけではないのだ。

 何が言いたいのって言うと、後続に突破力ダイマがいる状況の有利対面で他のポケモンにテキトーにダイマ切るのはやめましょうって話。