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香りの備忘録(5)CHANEL

シャネルの香水ってやっぱり特別。No5の逸話とかブランドバリューとかそういった理屈っぽいこと抜きに、纏った時の高揚感とか女であることの実感とか。
既に魅力的な香水がたくさんラインナップされているCHANEL。その上位ライン、レ ゼクスクルジフシリーズ。拡散力低め。香りが飛ぶの早いかも。

ハートの数は香水の良し悪しではなく、今の私が纏いたいレベル。


シャネル N°22

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クラシックなCHANELっぽい香り。No5より柔和でとっつきやすいかも。貴族の家にありそうな石鹸の香り。

幾何学のように美しく彩られたアールデコ スタイルが、1920年代の芸術を創り上げました。エルネスト ボーは、N°5の正方形の白いラベルと、グラフィカルな線で描かれたボトルに閉じ込められたセンシュアルな香りをベースに、なめらかでやさしく、パウダリーなチュベローズを加え、N°22をクリエイションしました。このフレグランスが生み出された1922年と呼応するように、N°22は真の女性らしさを描き出しています。

ボワ デ ジル

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苦味、ココナッツとかバニラみたいな甘さ、サンダルウッドのウッディ
甘さと苦さの塩梅が包容力がありそうな印象を感じさせる。

狂乱の1920年代の夜。パリの人々は、アフリカン ダンスホールで踊りあかし、響き渡るジャズのビートに酔いしれていました。街中にあふれるエキゾチックなエネルギーの波を描き出すように、マドモアゼル シャネルはセンシュアルでスパイシーなフレグランスを世に送り出しました。甘美なイランイランとセンシュアルなサンダルウッドの香りが、遠く離れた島々への憧憬の旅へと誘います。

キュイール ドゥ ルシー

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レザー 薄手の柔らかく上質なレザー、もしくはスエード。大人の香り。
レザーの周りにフラワーやシトラスが柔らかく装飾される。いつかまた挑戦したいかも

1920年、ロシアから追放されたディミトリ大公は、雪に覆われた草原と氷の張ったネヴァ川を抜け、毛皮とコルセットを脱ぎ捨て、パリへと渡りました。マドモアゼル シャネルは彼との出逢いを通じて、豪華なビザンチン様式に魅了され、スラブ文化とゴールドの刺繍を取り入れました。「ロシアの革」という意味を表すキュイール ドゥ ルシーは、白樺の樹皮とタバコを思わせる女性のためのレザーノート。

ガーデニア

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大人の甘さと儚さがあるも、どこか凛としてる。

白いカメリアの花に香りはありませんが、人々を魅了する完璧な美しさがあります。マドモアゼル シャネルの象徴として、帽子、ボタンホール、ジュエリーのピースとして、彼女の作品の至るところでデザインされてきました。1925年、この完璧な花のイメージから、彼女はガーデニアという名のフレグランスを世に送り出します。ジャスミン、オレンジ ブロッサムがアクセントになったフレッシュでセンシュアルな花の蜜のようなフレグランス。ラグジュアリーなフローラルの香り。

オードコローニュ

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スプレーするとレモンの香りが広がる。ネロリも香ってきて、ちょっとクラシカル過ぎるかなと思ってる間にいつの間にかいなくなちゃう。

時代を超え、エレガンスとシンプリシティの象徴、オードゥ コローニュ。マンダリン、ベルガモット、そしてネロリを束ねた純朴なブーケが爽やかに香りだち、無数の色のピクセルで描かれたような美しいグリーンの草原への憧れを掻き立てます。陽気な夏の午後を想わせるフレグランス。

ベージュ

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すごく好き、でも私の肌とは相性が悪いようでハニーが嫌な甘さで残ってしまう。
大人の余裕と上質さ、ホッとするあたたかさ、それからシャネルっぽさをかね揃えた好みの香りなのに。

ストーンの器、砂、大地を想わせるベージュ。マドモアゼル シャネルが世界や日々の喧騒から逃れるように身に着けることを好んだ色、ベージュ。ナチュラルなベージュは、本来の輝きを引き立てる色。時を超えるその魅力を、セイヨウサンザシとフランジパニのブーケに、ハニーの煌めきを添えて表現しています。本来の自分と向き合い、心安らぐ場所に誘われるような輝き感のある香り。

シコモア

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スモーキーなーウッディ。TOPでスパイス?がほろ甘く主張。ラストに向けて徐々にシトラスっぽい爽やかな香りが強くなる。酸いも甘いも嗅ぎ分けた大人が纏ってそうな香り。

堂々とした一本の樹をイメージしたシコモア。樹木が色づく秋や、大地に根を張り、空まで届きそうな枝を思い起こさせます。火山に囲まれた街で過ごしたマドモアゼル シャネルの幼少期を反映するかのように、地表から湧き出すようなエナジーを表現しています。スモーキーなヴェチヴァーが香る、ピュアで雄大なフレグランス。

1932

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CHANELのジュエリーをイメージした香り。洋梨とかグレープフルーツとジャスミンがダイヤモンドみたいにキラキラ香る。それがだんだんサングリアとかシロップ漬けみたいにまろやかに変化。

煌々と輝く星空の下に灯る、パリの街の光。1932年、マドモアゼル シャネルは初めてのファイン ジュエリー コレクションで、空に輝く星座をモチーフにし、ダイヤモンドを贅沢にあしらったジュエリーを発表しました。それは、永遠の光をまとった女性たちを崇めたものでした。ペアー、グレープフルーツ、ジャスミン、ヴェチヴァーのノートが、1932という香りのユニークさを表現しています。

シャネル N°18

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虫除けスプレーとー香ばしい香り。
落ち着くと渋いまろやかな香りになるが、魔法とは??難解すぎてあまり惹かれない。

ヴァンドーム広場 18番地。それは、シャネルがファイン ジュエリー ブティックを構える特別なアドレス。女性の繊細な首もとで輝く、鮮やかな宝石を想像してみてください。まるで、シロップのように甘く、フルーティーで、透明感のある香りが漂ってくるようです。一方、アンブレッド シードの熱を帯びたようなムスキーな香りは、ピュアなダイヤモンドの光と相反する印象をもたらします。驚きに満ちた、魔法のような香り。

ジャージー

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ラベンダーとバニラ。あまり好きな組み合わせではないかもしれない。でも良いにおい。アロマティックさとグルマンな甘さの融合。そのベースにあるシャネルらしさ。

狂乱の1920年代。マドモアゼル シャネルは水兵のセーターに用いられたファブリックを女性のファッションに取り入れました。女性が美しく、なめらかな素材のジャージーに身を包み、思う存分に笑い、そして踊るための新たなエレガンスを提唱したのです。この香りは、ラベンダーのやわらかさとヴァニラのクリーミーさが心地よく溶け合い、自由へと飛び立つ歓びを表現しています。

31 リュ カンボン

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CHANELっぽさをミニマムに削ぎ落とした香り。シトラスとアルデヒド。ショートカットのモデルみたいな細い子が涼しげな顔でブラックコーデを決めた感じ。(もちろん全身CHANEL)

カンボン通り 31番地。シャネルのスタイルの真髄が宿る、ただ一つのアドレス。パリの中心に位置するこの場所は、マドモアゼル シャネルの隠れ家でもありました。壮麗な階段に張り巡らされた鏡の中で戯れる光。その鏡のシンプルでパワフルな佇まいを映し出すように、アイリス、ブラックペッパーのコントラストが光るシプレ アコードのフレグランス。

ベル レスピロ

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ローズマリーがアロマティック。さわやか。CHANELらしさは控えめ。

マドモアゼル シャネルが好んだ土地のひとつに、パリ郊外のベル レスピロに別荘があります。そこで彼女は、春のそよ風が薫る中での昼寝を楽しみ、満開の花々で埋め尽くされた庭に囲まれながら、自然の美しさを享受して過ごしていました。ガルバナムとローズマリーのグリーンでアロマティックなノートがナチュラルな美しさを奏でる香り。

ラ パウザ

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ラパウザってホテルかと思っていたら別荘なのね。
冷たい朝の空気。ミネラル。最後はシトラス。
レ ゼクスクルジフシリーズ全般に言えるのか、シトラスの残り香が綺麗。

南フランスのロックブリュヌに広がる青空の下、穏やかな地中海を臨むラ パウザの丘に建てられたマドモアゼル シャネルの別荘はラベンダーに囲まれていました。大地、空気、そして海に広がるブルー。アイリスの繊細でパウダリーなニュアンスが、香りのアコードに光の刻印のような輝きをもたらします。

コロマンデル

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はじめ柑橘が香り、そこからCHANELっぽさ。
リュカンボンより甘くてふくよか。寺院のお香みたいな香りもする。意外と後に残らない。

マドモアゼル シャネルは、美の新しい形式を見出し、スタイルを組み合わせる先見の明を持ち合わせていました。彼女はミステリアでエキゾチックなコロマンデル屏風を愛し、パリのアパルトマンの壁一面に飾って過ごしたといいます。ベンゾインやフランクインセンスの甘くスパイシーなアンバーノートが香る、エキゾチックなフレグランス。

ミシア

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パウダリーで甘い。ぽやっとした香り。
後半、石鹸の良い香りがする。

不思議な魅力にあふれた女性、ミシア セール。マドモアゼル シャネルの特別な友人であり、詩人やアーティストでもあった彼女を、人々は「パリの女王」と呼び称賛しました。オリヴィエ ポルジュは、オペラの熱狂的なバックステージに飾られたブーケや化粧箱のパウダリーの香りから、芸術と美をこよなく愛した彼女のインスピレーションを得たのです。ローズやヴァイオレット、アイリスのアコードが重なりあう、魅惑的な美しさにあふれた香り。

ボーイ

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アロマティックな香り立ちと思いきや、パウダリーなフラワー、キャンディみたいな甘さを感じた。

互いに自立した関係を保ち、共に過ごしたボーイ カペルとマドモアゼル シャネル。二人は相反するからこそ惹かれあい、補い合い、重なり合うシルエットがあることを知っていました。それはツイード、水兵のボーダー、森、そして海辺に混在するようなもの。固い絆で結ばれた二人の愛は、気品のあるウッディノート、そしてラベンダーとゼラニウムのアコードの中で温かく包み込まれるように描かれています。

1957

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ムスク、コリアンダー、シトラス、ちょっとフラワーも。もわっと香る。
だんだん香りが調和してきて華やか過ぎない、落ち着いた柔らかい香りになる。

1957年、アメリカ。 マドモアゼル シャネルは、珍しいファブリックをいち早く採用するクリエイションが評価され、世界的に著名な賞を受賞します。これまで見向きもされなかったファブリックが、彼女の手にかかると瞬く間に注目の的となりました。1957は、この時のイメージを彷彿とさせるフレグランスです。ホワイトムスクを基調としたフローラルノートの華やかさと、ウッディの力強さが重なった多面的で、光輝くようなフレグランス。

ル リオン ドゥ シャネル

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スモーキー、香ばしい甘さ。重厚な力強さ、レザー。あたたかさも感じる。
いつかまた挑戦したい香り2。
まだ早いと思いつつレザーが気になるのかも。

ガブリエル シャネルはホロスコープによって自分の運命を決める事はしませんでしたが、本能に従ってそこからインスピレーションを得て、誇りと情熱をもって、自身の人生に取り入れていました。獅子座のもとに生まれたガブリエル シャネルにとってライオンはシンボル。情熱的な輝きを放つライオンを、彼女はお守りように生涯愛しました。
力強く官能的なアンバーアコードと、ラブダナムとパチュリのレザーを感じさせるオリエンタルの香りは、甘美なヴァニラやベルガモット、レモンの爽やかさによって壮麗なエレガンスをまといます。黄金色のル リオン ドゥ シャネルは、荘厳で温かみのある洗練されたフレグランス。


ベージュを購入する予定だったけど、ガーデニアを購入。31リュカンボンが唯一無二な感じだなぁ。レザー2種もいつかまたトライしたい。

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