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ゆっくりDJ道②音楽ジャンルで好きな音楽を語れるといいっぽい(part1)

いろいろDJの初心者動画を見る中で偶然見つけたこの動画。

「好きな音楽は?」と聞いて「EDMです!」と答えられると反応に困る…。という内容。

EDMと一口に言ってもEDMの中でもジャンルが多岐に渡るため、ほぼ何も言ってないのと変わらないということみたい。
音楽何が好き?って聞いて「J-POP」って答えられてもちょっと困っちゃう…。みたいな感じ?

でも、そもそも日常の中で音楽をジャンルで語ることってめっちゃ少なくないか?
ジャンルについてググっても「メロウな感じ」とか、なんかイメージでしか説明されていない。
そうなるとこっちも曖昧にしか語れないというか…。
大体オルタナとかAORって言っておけば良いんじゃないかな、みたいな…。
ヒットチャートも大体ポップスだし。
というかJ-POPのアーティストって色んなジャンルのエッセンスを持ってきてポップスに仕上げているところがあるような…。
だからジャンルというよりアーティストで好きな音楽を語る人の方が多い気がする。

でも、シティポップとか、シューゲイザーとか、メロコアとか、自分がムーブメントを体感したジャンルは、うまく説明できないけどなんとなくどんなものか体得できてる感じがする。
メタルとか、ファンクとか、テクノとか、自分が好きなジャンルもわかるな。というか、ざっくりしたジャンル分けならわかるな。
となると、単に自分の知識量が少なくて解像度が低いジャンルはよくわかってないってことなのか?

たしかに音楽ジャーナリストの高橋芳明さんとか、音楽を語るプロの人は曲の良さを説明するときにすごい色々なジャンル名が出てくる。
なるほど、よくわかってないから、そこらへんでいつも話が置いてけぼりになるのか〜。

ということで、話があっちこっち行ってしまったけども、
今回は今まで何となくのイメージで掴んでいた音楽ジャンルを、改めてちゃんと調べて、自分の音楽の好みをより具体的に語れるようになろう!
EDMのジャンルにも詳しくなろう!

本題

まず、言葉だけ知ってるジャンルを調べてみました。
「そういえばどういう意味なんだろう」と思った言葉中心。


ドラムンベース

イギリスサウスロンドンで1990年代に誕生した電子音楽のジャンルの1つ。 非常に速いテンポの変則的なドラムビートに、うねる様なベースが重なるドラムとベースが主体となるダンスミュージック。

wikipedia

BPMは165〜185が多いそう。めちゃ速い。
NewJeansが'Super Shy'とか'Zero'でリバイバルしてたので一時話題に。
なんか字面だけで勝手に重い感じを想像してたけど、ビートがシャカシャカしててかなり軽快。NewJeansの曲のイメージに引っ張られてるかもだけど、めっちゃ近未来感的な浮遊感がある。

レゲトン

80年代半ばから後半にかけてパナマで出現した音楽。その後プエルトリコを含む地域で人気を得て、90年代にレゲエやヒップホップの影響を受けたプエルトリコ人によって現代のような形を形成していった。

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例外はあるものの基本的には「デンボー(Dembow)」と呼ばれる3-3-2のスネアと4分の4拍子のキックを鳴らすリズムを特徴。

いま再注目のレゲトンとは? 特徴はリズム「デンボー」にあり【サウンドパックとヒップホップ 第10回】

レゲエ+ヒップホップで味付けしたラテン音楽のことを指す感じっぽい。
ビヨンセもこのデンボーのリズムの曲を最新アルバムで作ってる。ほぉ〜。
このビートがラテン感強めのノリノリ感を作ってるんだな。
あとやっぱスペイン語系の巻き舌が出す雰囲気すごいよね。
バッドバニーはレゲトン王子だそうです。

ジャングル

ジャングルは、1990年代に興ったサンプラーを多用して制作される音楽ジャンルのひとつ。
ソウルやファンクにおけるドラムのフレーズをサンプラーに取り込み分解、並べ替えたもの(=ブレイクビーツ)を早回しで再生することによって生まれる高速で複雑なリズムと、リズムマシンのフロアタムの音をサンプラーでピッチを落としたものや正弦波等を用いたルーズな低いベース音が特徴。
後にドラムンベース等のジャンルが派生したり、あらゆるポピュラー音楽にモチーフとして用いられたりする。

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ふんふん。ブレイクビーツの技術によって、ジャングルっていうジャンルが生まれて、後にドラムンベース等が生まれる元となったと。
ノリにくいけど、聴いてるうちにトランス状態になってくるし、遊び心が楽しい!
ダウンタウンの浜ちゃんと小室哲哉が1995年に作った謎ジャングル曲も発見。名曲。

パワーポップ

パワー・ポップ(Power pop)とは、ロックの形態の一種である。ポップなメロディと、はじけるようなサウンドが特徴となっている。イギリス、アメリカで1970年代に発生した。

wikipedia

アジカンのゴッチがこの前Podcastで語ってたパワーポップ。
ゴッチも明確な定義はわかんないって言ってた。ズコ〜。
weezerとかがイメージに沿うみたい。
曲調にダークな要素が無い、青い感じのポップなロックってことかな?
ロックのジャンルは割と印象論というか、当時のバンド群とかのムーブメントに終始する気がするので、自分が好きなジャンルかどうかでその言葉の実感を持てるか変わりそう。言ったもん勝ちなところもある。

ドリル

2011年頃にシカゴで流行し出したドリルミュージックは、脈々と受け継がれてきたヒップホップのサブジャンルの中で、トラップというジャンルから派生して生まれました。
このトラップとドリルですが、どちらも不穏な音楽といえます。重いビートに暴力的な歌詞、ダークで危うい雰囲気に満ちたこのジャンルは、それもそのはずドラッグカルチャーやギャングと密接な関係にあるからヤバさ全開のアングラ全開、逮捕も喧嘩も上等な治安の悪化に影響されまくりの世界観に満ち満ちています。

リアルに危険極まりない「ドリルミュージック」とは?

重低音のビート、ダークで不穏な感じのメロディ、治安が悪いラップが特徴。歌詞の世界観がジャンルの構成要素の一つになったのが新鮮。
ヒップホップのトラップというジャンルから派生。
「ちなみにシカゴでは「ドリルをする」ということは、犯罪に手を染めること意味します。」とのこと。ほぇ〜。
単なる音楽ジャンル以上の文化的な意味を持つ様子。
曲はまぁ海外ではどうか知らんけど日本ではヤンキーが好きそうな感じ。
ralphの曲はドリルっぽいって言われてる。
ralphはドリルの文化自体は別にリスペクトしてなくて、単にカッコいい音楽を求めているだけとのこと。カッコいい。
ralphはやっぱSelfishがめちゃくちゃ好きです。

ダブステップ

ダブステップは、2000年代前半にイギリスの首都ロンドンのクラブシーンから誕生した音楽のジャンルです。ジャンルとしてはエレクトリックダンスミュージックの一種に分類されます。
ボーカルを多用せず、リバーブという音の広がり感を生み出すエフェクトを効かせたリズムを基本にして、太いベース音とサンプリング音などを組み合わせているのが特徴です。

ダブステップってどんな音楽?ジャンルの解説やおすすめアーティスト紹介!

ダブステップとは電子音楽の一つで、「ダブ」と「2ステップ」の曲調を踏んでいる音楽です。強烈なエフェクトと定まらないキックとベースが特徴です。
・ダブとは、レゲエから派生した音楽ジャンルで、リズムを強調しさらにリバーブなどのエフェクトを強くかけた曲
・2ステップとは、1小節に2回ノリがある曲でドラムのキックやベースの位置が決まっていないジャンルの曲

ダブステップとは?11曲の必聴トラックと17つのサブジャンルまで徹底解説【現役DJ選曲】

ダブステップを世界で流行らせたのがSkrillexらしい。おお…!!
ビートが肝というか、リズムが主役になった音楽って感じ。
リズムが主役で、声とかメロディは添え物な感じがする。要はノリノリ。
サンプリングとかエフェクトがついた音で作られてるから音自体が新しい。
おすすめアーティストを聴いたところ、結構どの曲も今の流行りの曲って感じ。今のメインストリームのクラブミュージックなのかも。

一旦まとめ

一旦以上です。
なるほど。かなり勉強になりました。
なんか長年不明瞭だったことがちょっとスッキリして気分良い。
やっぱ、どのジャンルも(ロック以外は)ビートが肝っぽいな。

レゲトンは調べてみて、もともと好きだったのがさらに好きになったし、私が元々好きだった曲の多くががダブステップに分類されることを知って、「私はダブステップが好きなのか」と自覚。

これからEDMの音楽ジャンルの体系的なところも見てみようと思ってたんだけど、かなり長くなってしまったので今日は一旦ここまでにします。
今日もゆっくり前に進んだぞ〜。

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