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初めての不思議体験

引き寄せの法則、シンクロニシティ、予知夢、心霊体験、デジャヴ、ドッペルゲンガー。
この世には不思議な事象が沢山ある。

あまり自分には縁がないと思っていたけれど、ここ数年実体験として経験することが多々あった。
あまりにも具体的で「私」に向けられたメッセージ、そう感じる体験をしたここ数年だった。
その中でも初めて体験した不思議なシンクロニシティ体験をひとつ紹介する。

夫と一緒に暮らしてもうすぐ15年。
何を隠そう、約4年前まで喧嘩をしたことがなかった。
お互い争いを避けたがる性格の私達は、どちらかのトーンが上がるともう片方が、まあまあと落ち着ける。
なんとなくそうやって暮らしてきた。

お互いの限界が満ちた約4年前、初めてぶつかった。
人とぶつかることはとてもとても疲れる。
お互い泣きながら思いをぶつけ合った。
譲れない思い、初めて知る相手の思惑。
モヤモヤをひとまず抑え込みなんとか日常を続ける。

そうして2、3週間程経った頃、夫の友人から観劇のお誘いがあった。
演劇をする彼女の舞台を見にこないかというものだった。
演劇が趣味のお金持ちの人のアパートを利用しての舞台だった。
広いサロンにパイプ椅子を並べた簡易舞台。
仕事後に走って時間ギリギリに駆けつけた私達は最後の客で、席がほぼなかった。
残っていた席はサロンの奥にあるピアノの椅子とバランスボール。
お金持ちの人の家らしく、ピアノの横には壁からシマウマの半身彫刻が猛々しく前足を上げている。
体重の関係から夫がピアノの椅子、私がバランスボールに座るなり、劇開始。
シマウマのせいで舞台が半分も見えない。

事前にどんな劇かの説明を聞いていなかったせいもあり、いきなりビックリした。
劇の内容はモノローグ(一人芝居)、題材は夫婦喧嘩。
夫の友人が演じる台詞は2、3週間前に私達が言ったり言われたりした言葉そっくりそのままで、あまりにもビックリして元々見えない舞台も、夫のいる左側も見れずに固まってしまった。
シマウマの横でバランスボールに腰掛けている自分が滑稽で、目を瞑って言葉に集中。
文語体のフランス語ってやっぱり響きが美しいなーとか、たまにバランスボールをわざと揺らしてみて、うん、腹筋に効いてる…と時間をやり過ごしてみたり。
観劇の後はあまり覚えていなく、気まずく二人でそそくさと帰ったような。

シルビー、あの喧嘩、ソファの影とかから見てたんなら止めてよ…とか思ってしまった。
いや、そんなわけないんだけどさ。

そんな事ある?!っていうような驚きの体験、意外と身近に体験する機会ってあったりするかもと思わせてくれた経験でした。


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