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気になったものに、触れてみる。

つまらないと思う日常は、自分を解放することと、自然と湧き出てくる遊び心に身を委ねることで、いつでも変えられる

向田麻衣『“美しい瞬間”を生きる』

大学卒業を一年延期し、進路が決められないわたしが、これからどうしていこうか考えていた時に読んだ本の一文。

今、自分が何を考えているのかもよくわからない。そんな状態で書こうとPCを開いて、どうしようかと思っていて、気になった本の一文を選んでみた。

最近は、調理の職場がいそがしくて、満身創痍で、行き帰りの電車の中で本を読む元気がない時が多かったり、寝る前に本を開いてもすぐに眠ってしまう。日記だって、布団の上で開いても、途中で文字が消えていってしまう。

新しい考えを取り入れる余裕がないと、新しいことを考えられず、なんだか行き詰ってしまう。自分は何にもできていないんじゃないかと思ってへこむ。

仕事がある日は、仕事に集中して、あっという間に一日が終わる。休みの日は、仕事で酷使した身体の状態をすこしでも回復させて、掃除や料理をしたり、ひとりで出かけたりする。

好きなこと、気になったものに触れる。

いいと思ったものは、前より躊躇せずに買うようになった。「美しい」と思ったものを手に取ったり、惹かれる店に入ってみたり。

西荻窪の着物屋さん。ピンク色のメダカが泳いでいる帯揚げが美しい!と思って買ってしまった。

失敗もあって、雰囲気がよさそうだと入った個人のお店でも、奥さんの接客が雑で、せっかく丁寧に盛り付けてある食事が台無しだなぁと感じたり。メディアで多く取り上げられてきた古くて個性的なラーメン屋さんのラーメンがなんともなかったり。

一流に触れてみる

と好きなカフェの店主の人が言っていた。

手が抜かれていない料理とか仕事に触れたら、わたしの日々の振る舞いが変わっていくんじゃないかと期待している。

今の私ちょっと惰性があって、保守的な感じがする。

それがすごくつまんないなぁと感じる。
自分が今どこに向かっているのかわからない。
目的がないのかな。

ただただ必死に仕事して、休みの日はぽわーんとして、浮いている。

わたし、もう少し自分の行きたい方向を決めた方が前向きになれる気がする。


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