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世も借りの世、身も借りの身。

最近、興味があるものが少しずつずれてきていて、自分が通っている整体の先生が通っていた学校の説明会に行って、ここを押すだけで、アゴがこんな引き締まるんだ~とか、私は上体が左にねじれてるんだ~とか、身体おもしろい!身一つさえあればできて、開業しやすくていいな~と思ったり。

一方で、舞踏(ぶとう)というジャンルの踊りを去年の10月にたまたま道端でやっている人を見かけて、その時はなんかおもしろいな~と思ったくらいだったけど、先月から3回ほど舞踏のワークショップに参加して、舞踏の団体に所属している同世代の人と話したり、実際に一緒に踊ったりして、興味が一気に湧いてきた。


墨田区京島にて。

物理的に私の身体はビヨーンって伸び縮みするわけもなく、163cmの長さで、先端に重たい丸いものが付いていて、50cmくらいのまあまあ柔らかいけど硬さもある平たい長方形の物体が中心に据えられていて、それが引き裂かれるように二つに分かれて、曲がる機能も付いていて・・・と、物質として考えたら固定されているものでしかないような気がするけど、それを動かしてみたらなんだか無限な感じがして、うわっ、このおもしろさ今まで知らなかったんだ…とちょっとショックすら受けた。

きっとこれは深めるに値するものだな~って。

大学時代に長期留学できなかったことが心残りで、「30歳までに一年以上海外に住む」という理想のような目標はずっと抱えていたのだけれど、あ、今準備を始めるときかなと感じた。

一緒の職場で働いてた子が、今オーストラリアでワーホリしながらダンスを続けてて、ワークショップを開いて、教えたりもしている。その子と今日ビデオ通話して、あ、私も日本出ないと後悔すると思った。この気持ちを素通りさせたら、もうチャンスは来ないって。

気持ちが動かないと、動けないから。必然性を感じないと動けなくて、だから資格のための勉強とか本当にやる意味を見いだせないのだけれど、ドイツに行くために英語とドイツ語を勉強しなおして、専攻の分野のことも知識付けて、踊りもいろんなレッスン行って続けて、お金を貯める。

もうこれは独り言で、誰にも期待されなくて、誰にも祝福されなくて、誰にも得も害も与えない。そう思っていないと恐怖心とか、他人からどう思われるかとか余計なことを考えてしまう。

世も借りの世、身も借りの身。

とどこかの本で読んだけれど、(良寛の『出家とその弟子。』だったかな~)そんな感じ。借りの世の中で、借りているこの身体で何をしたってかまわない。

わたし、あたらしい人。

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