平行線

貴方は言葉の刃で傷付ける
私は言葉を飲み込んで
お互い違った矢印のベクトルを
すれ違ってまた平行線
初めは寄り添いあって
身体を寄せ合い
心を寄せ合い身を固め
将来を約束して朝を迎えたはずなのに
思った言葉を伝えずに
また今日も平行線

瞳が
意識が
こちらを向いていないなんて
ずっと分かりきってた事なのに
まだどこかで期待してる自分がいる

声が
態度が
ここに向いていないだなんて
肌で感じてわかっているはずなのに
諦めきれない自分がいる

初めは寄り添いあって
身体を寄せ合い
心を寄せ合い身を固め
将来を約束して朝を迎えたはずなのに
思った言葉も伝えきれずに
また今日も平行線

どこを向いているかなんて
少し見れば分かりきった事なのに
まだ諦めきれないなんて
なんて女々しいんでしょう
どこに向かっているかなんて
少し重なればすぐわかる事なのに
まだ期待してるなんて
なんて愚かな事でしょう

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