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シェルに自信のない技能者が3倍速でレベルアップする方法(当社比)#020

多くの組織で、4月は年度の始まりかと思います。皆さん、いかがおすごしですか?

今年度の計画の実行・実現に向けて動き出したり、新入社員が入ってきて新人は覚えることが盛りだくさん、受け入れ側は指導に力を入れ、中小企業ではREM機器導入を目指したりしているかも知れません。

さて先日、「技能者の存在価値はここにある!その1シェルデザイン!」と題して、シェルを作る際の発注指示書の書き方について、事例を交えながら書かせていただいたところ、様々な反響をいただきました。

中川さんからは
「今までで一番読みごたえがあった!」

ベテラン言語聴覚士さんからは
「こういうのが読みたかった!」

還暦のベテラン技能者さんからは
「そうそう、こういうことだよ。分かる分かる、よくあそこまで分かりやすく書いたね~。」

と、経験豊富な方々からは肯定的なご意見。

一方、現場にいる補聴器技能者や言語聴覚士の若手の皆さんからは

「うーん、ここまでやるんですか。自信ないなー」

「(いずれは記事のような)詳しい制作指示を出せるようになりたいと思いました」

「制作指示は電話で話すほうが楽で、指示書への詳細な記載はしてません」

「やってみたいですけど、どうやって書いたらいいかが(記事の内容だけでは)分かりません」

極めつけは、イヤモールドの製作を自社で行い、数多くの職人を育ててきた名人から

「大塚さん、記事の内容は素晴らしいと思うんだけど、、、これを基本というのは、ちょっと・・・」

とご指摘いただきまして、認識を改めました。

分かる人の、分かる人による、分かる人が楽しい記事を書いてたらいけませんね。反省しました。

今回は、もう少し詳しく、事例を交えながら書いていきたいと思います。

まずはシェル作りの基本や全体像、そして制作指示がシェルクオリティのどこにどう影響するかについてです。

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