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何度も繰り返し見る同じ夢があった。 見るたびに罪悪感を覚え、心がぴりぴり痛む。 涙は出ないけれど心が重く沈み、真っ黒な気持ちで目覚める朝。 かつて、インコとともに暮らしていた。 それぞれ時は重ならないが、二人の女の子と。 初代は白い子で、二代目は青い子。 初代は器量よしで、飼い主のひいき目が入るが愛らしく、そして賢かった。彼女の透き通った声が耳に心地よく、彼女のさえずりを飽きることなく隣で聞いていた。愛嬌があり、人懐っこくおしゃべり好きで、いつでも家族の中心に彼女がいた。