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遥か彼方。

ここ何日か心のままに
やりたいことへ向かって走り
その過程をこうして書き記してきた。

自分でも驚くくらいのエネルギー。
まだそんなチカラ持ってたのね、わたし。



思い返してみればもうだいぶ長い間
心は萎れかけていた。

朝起きて仕事に行き
疲れはてて帰り
夕食をとって、眠る。
そんな繰り返しで。

たまに、休みの日何かしようかと
夫から提案されても
決めることすら煩わしくて
つい素っ気ない返事をしてしまったり。

それでもお勤めをしているうちは
十分な収入が得られる。
いいんだよね。みんなそう。
そんなことを思っていた。



昨年、
世界的にあらゆることが変化する状況の中
勤務先にもその波は押し寄せて来た。

いつまでもここにはいられない。
そんな風に感じて
夫婦である大きな決断をし

今は遠く離れたところで
新しい生活を始めている。



わたしの目指すお教室は
以前住んでいたところからさほど遠くない。

つまり、今はものすごく遠いのだ。
距離にして500kmは下らないだろう。



ただ、諦めたくはなかったんだ。
時間とお金なら、自分でもどうにかできる。
夫も反対していない。
つまり自分の気持ちの問題だけなのだから。

ここで断念して、死ぬ時後悔するのは嫌だ。

そんな風に思った。
あの、淡い後悔ですら20年引きずっていたわたしだから。



「楽な方じゃなくて
楽しい方を選んで生きよう」
そんな言葉をどこかで見掛けたな、と
ふと思い返す。

諦めてしまえば楽だ。
何も悩むことなく、必要な分の収入を得て
困らない程度に生きるだけだ。

楽しい方へ爪先を向けたら
心が動きだした。
大変な道かもしれない。
だけど、進む意志が味方を集め
わたしの背中を押すだろう。


またいつか、
立ち止まる日が来るかもわからない。
その時は、思い出そう。

地図を見て、果てしないと嘆くのではなく
心の動く向きを探すことだ。


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