麦湯飲むかぁい?というカラダの手当て
朝ドラ「らんまん」の中で「麦湯飲むかぁい!」という言葉が何回か聞かれます
麦湯の原料は、大麦です。
初夏は大麦の収穫期で、獲れたての新麦で炒った麦茶が美味しいため『夏の飲料』とされました。
その麦茶、元々は『麦湯(むぎゆ)』と呼ばれていました。
麦湯は、平安〜室町時代には貴族に、その後は戦国武将にも飲まれるようになりました。
江戸時代には屋台の『麦湯売り』、明治時代には『麦湯店』が大繁盛した記録が残っています。
同時に、庶民の家庭でも炒り麦を購入し飲用されるように。
当時は今と違って熱い麦茶(=麦湯)を飲んでいたそうです。
暑い時には熱い飲み物を飲んだ方が、かえって暑さを忘れるという考え方もあったそうです。
『麦茶』と呼ばれ、冷やして飲む習慣が生まれたのは、冷蔵庫が普及した戦後の昭和30年代以降です。
麦湯は、からだを冷やします。(麦はからだを冷やすものです)さらに弱りがちな胃の粘膜を保護してきます。
むくみと利尿作用もあります。
香ばしい香りもありますが、それには血液循環を良くしてくれる作用もあります。皮膚の代謝もよくするビタミンB群も含まれているので、美肌にも良いのです。
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