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努力した話

 絵が上手になるためには何をすればいいか、という質問に「数をこなせ」「毎日やれ」という類のアドバイスがあるだろう。これは最低限のアドバイスだ。壁を越えたければ、頭を使わなければならない。

 そういう話は頭では理解していても、実行に移すのは非常に難しい。大変だからだ。最近そう感じたのでこうして書いているわけですね。

 最近、毎日R-TYPEをやっている。R-TYPEは簡単なゲームではない。自分があまりシューティングゲームをする人間ではないので尚更難しく感じる。1か月ほぼ毎日やっているが、未だにクリアできていない。
 全8ステージ中の4ステージ目ぐらいから苦戦はし始めていたのだけど、5ステージに入っていよいよ本格的に詰まってきた。しかもプレイ中確実に5ステージ目まで行けるわけでもない。具体的には1週間ぐらい進展がなかった。壁にぶち当たった。もう、「なんとなくやっていてもそのうちできるようになる」みたいなとぼけたことを言っていられなくなったのである。

 やられた時、どういう行動、位置取りをした結果そうなったのか。そうならないために何に気を付けるべきかをいちいち考える。考えて、それを実行する。上手くいったら定着させる。これを繰り返す。その結果少なくとも5面までは割と安定するようになり、(5面はまだ安定しないが)6面に行けるようになり、そして昨日ついに通しで7面へ行くことができた。やられる度に敗因を一人ぶつぶつ喋ってる様子は見せられたものではないが(頭の中は常に色々渦巻いており、口に出さないとすぐ抜け落ちてしまうのだ)、とにかく成果が出ている。7面もかなり容赦ないが、一つずつ攻略していけばいずれできるだろうと、少なくとも今は思っている。

 学習を伴わない無い努力は無駄とまでは言えないが、あなたの期待を裏切る可能性がそれなりにあるということだ。ゲームはクリアするという目的が与えられているけど、例えば絵を描くならどういう目的を立てるだろうか。そこに向かうために何を考えて、改善していくべきだろうか。考えよう。

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