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可能性への配慮具合

例えば試験で「家族で一番若いのは誰?」と質問をしたとする。それで「私が~」とか「弟/妹が~」と答えるなら良し。
でも「父が~」とか「母が~」とか答えたとして、それは不正確なのか。

いや、不正確だろう。

そう思うかもしれないが、一応可能性としてそういうことはありうる。奥様は女子高生とまではいかずとも、大学生ぐらいならば全くあり得ない話ではない。
だから私は両親が離婚しているのをいいことにそういう例を出す。私が日本に帰ったら母親から再婚したと言われ、紹介されたのが20歳の男だった…なんて言うと生徒はそこそこウケている。ウケているがこっちとしては予防線を張っているのだ。マジでそうだったらこれ結構まずいのではないかと思い始めてきた。大丈夫か。

でも、それはこっちが聞きたいことではない。こっちが確認したいのは、「家族、一番、若い、誰」を理解できているかどうかであって、家族の込み入った事情を聞きたいわけではない。

ただまぁ、今のご時世迂闊に恋人とか言って男女の絡みのみを想起させるのはどうなのかとかそういうアレだから、我々は奥様ーではなく配偶者だかパートナーーは大学生という可能性をもっと本気で考慮する必要があるのかもしれない。

というか、普通にクラスで~とかにすりゃいいんじゃないかと思うが、この意味があるのかないのかわからない逡巡はまだ同僚に公開されていないので少なくとも今しばらくはこのままだろう。

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