見出し画像

 辞書系(終止形)が「ぬ」で終わる動詞は「死ぬ」しかないそうだ。確かに考えても全然思いつかない。 古語では「いぬ」(犬ではない)があるようだが、意味は「死ぬ」と同じ意味の言葉といっていいと思う。考えるとそうだなぁと思ってちょっと面白かったので書きました。

 私は言語学者ではないので全然知らないのだけど、言葉が生み出され、淘汰され、今に至るまでに「ぬ」に何かを感じた人がいたのかもしれない。個人的には改めてまじまじと見ても「なんかぐるぐるしているよね」としか思えなかったのだけど、それを言うとウ段だと「る」とかも結構ぐるぐるしている気がする。でも直線が入っているので「ぬ」と比較するとぐるぐる感が減ぜられているような感じもする。
 ぐるぐると死に関係があるかと言えば、あると言うことができる。輪廻転生的なアレである。死は終わりではなく、次の生に繋がるとか、そういうやつ…。結構急角度で入り、そこからぐぐっと上がっていき、緩やかな時を経て、最後に落ち、なんかぐるっと回る…わかるだろうか。2画目の話だ。


 ぬ

 2画目の入りは新たな生の始まりであり、そして最後の回転は死からの転生、そして抜きで産み落とされる…上のように図示すると何かが見えてくるような気がしてきた。永遠なのだ。

 では1画目は?


 なんでしょうね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?