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【Rapper directory】#6 FURAⅡR.C

昨年夏のONE VINYL BEATS 主催のイベント
Meet the beatsのパフォーマンスを観て彼を初めて知った。

転がるようにテンポの軽快なフロウに乗せる巧みな音韻と組み込まれるリリックがとにかく印象的で耳が研ぎ澄まされたのを覚えている。

千載一遇

Everyday Life

相手に求めるよりも深める自分との対話
限界は誰にも定められない
てか定めたら差が埋められない
愛 手に もう止める必要はない
外しなリミッター
いきなり満たすより日々足す
憂より笑みでいたい Everyday Life

Everyday Lifeより歌詞一部抜粋


3rd Album 「RunCup」

あきらめないから価値が出た
いつでも鍵掛けない
てかキーは自分だぜ
歌詞書きな


RunCupより 一部歌詞抜粋


メロウなビートを自在に操る彼のリリックと声はCalmの精神を司るかのよう。
クールで粋なワードのせいで常に冷静沈着に見えるがポーカーフェイスの内側に垣間見れる闘争心と誇りがぐっと心を掴むのだ。

2019年からシングル、EP、アルバムをアクティブにリリース。ソロとしてもfeatとしても着実な歩みをアウトプットする彼の代名詞と言えば…

上田サイファーではないだろうか。

彼は拠点とする長野県上田市の上田駅温泉口にて毎週サイファーを主催し、今年で丸7年を迎えるサイファーを実施している。

あらゆる年代、性別、趣向を超えてラップで繋がるサイファー、多い時には週4で開催してい事もあるという。

馴染みの顔ぶれもあり
満を持しての参加もあり
一期一会もある
尊き路上がもたらす人と人との縁。

その持続性と開催頻度、知名度は群を抜き地元のテレビ取材も受けるほどに成長。
Web上、SNSでの上田サイファーを検索すると膨大な情報量がある。

今や知名度の高くなった自身の主催サイファーにも関わらず新たな変化のために情報共有し発信し進化を続ける彼のラップに対する情熱は計り知れない。


"楽しい"を届ける、FURAⅡR.C のラップ

楽曲制作の傍、サイファー、MCバトル(時にスピーディに、時にクールにずっしりと響く彼のバトル時のラップスタイルは非常に圧倒される!)等、精力的なライヴ活動を続ける彼は正真正銘の実力派であり、その背景には彼のキャリアにおいて切っても切り離せないサイファーの存在があるのではないだろうか。

路上で仲間とともにラップしながら仲間の成長も見届け、見守り、ラップに魅了される新たなきっかけとしてのシーンもスマートに提供する。彼の人徳とラップ愛の賜物の他ならない。

BIG UP!が特集した彼の記事を読んで実感した

ラップを愛し情熱を持ち続ける事は彼にとっての「楽しさ」に直結し、それが彼のキャリアを確立させたのだろうと筆者は思う。

FURAⅡR.Cさんとコラボさせて頂いた作品はこちら。

Hey bath-dick bath-station

素晴らしい作品に関わらせて頂き
ありがとうございます。

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