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ドラゴンフルーツ

10月17日(火)
朝起きて、カカオにご飯をあげる。りんごの木の様子を見る。ウーちゃんとルーちゃんのお世話をする。

修一郎が昨晩から起きているようなので、食事を用意する。これは修一郎にとって一体何ご飯になるのだろうか…。

遠賀信用金庫のYさんからメッセージが来ていた。昨晩届いていたみたい。

「講演会、ありがとうございました。」のあとに、立川生志さんの落語で、私がいちばんウケたネタが書かれていた。それを見てまた爆笑。

「めちゃめちゃウケました〜。」と返信すると、

「みるさんのウケる姿が半端なかったです」と、爆笑の絵文字といっしょに送られてきた。

そんなにウケてたんだ。私。

ちらし寿司の具を作る。
昨晩から水に浸けて戻しておいた干し椎茸の出汁に砂糖、醤油、味醂を加えて具を煮る。蓮根の薄切りを、水に砂糖と酢と塩少々を入れて沸かした小鍋に移してさっと火を通す。卵をうすく焼いて錦糸卵にする。

先日のバーベキューのときに、お向かいのTさんがビールをたくさん差し入れしてくれた。参加されなかったのでお礼にちらし寿司を持っていこうと思ったのだ。

仕事をする。
何時間も同じ姿勢で描き続けるので首と肩が固まってくる。りんごを食べる。
仕事をする。

早めの夕方からご飯を炊きはじめる。寿司酢を作る。

ご飯が炊けた。いい匂い。寿司桶に移して、味の染みた具を絞って全部を合わせる。最後に錦糸卵を置く。細切りの海苔は、食べる直前の方がいいのでラップに包んでおく。

Tさんの分をタッパーに詰める。いつもお世話になっている ごはんさんにもお裾分けしよう。修一郎の分を蓋付きのお皿に入れておく。

ピンポン。
Tさんの家のチャイムを鳴らす。

「は〜い。」と、Tさんが顔を出した。

ちらし寿司を渡す。Tさんがとても喜んでくれた。よかった。

お庭に水を撒く。もみくちゃのホースを引っ張る。ごはんさんがやってきて、きれいにしてくれた。

レモンさんがワンちゃんのお散歩で通りかかった。お庭になったというドラゴンフルーツを ふたつくれた。

「ドラゴンフルーツ、食べたことないです。」と、私。

「珍しいから食べてみて。」と、レモンさん。

「どうやって剥くんですか?」と聞くと、

「くるくるっとしたら、ポロッて剥けるよ。」

なるほど。くるくるっポロッ。か。どんな味なんだろう。楽しみだ。

レモンさんに、なると金時を手渡す。
「さつまいもは掘ったばかりで、あげるほどあるけど、なると金時ならもらいたい。」と言って受け取ってくれた。

レモンさんが帰ったあと、いつも、可愛い赤ちゃんとワンちゃんといっしょにお散歩している女性がやってきた。

「この前、焼き芋ありがとうございました。バーベキュー楽しかったでしょう〜。」と、笑顔。そして、

「テント、置かれてたけど、誰か泊まったんですか?」と。

「私が泊まったの。」と言うと、

「エェッ!」と言って笑っていた。

少しおしゃべり。
くるっとした瞳の赤ちゃんが、じっとこっちを見ている。可愛すぎる。

日が暮れる前にお散歩に行く。山のシルエットがきれい。

星が瞬きはじめたころ帰る。

夕食のあと、ドラゴンフルーツの皮を剥く。本当にくるくるっポロッと剥けた。
輪切りにしてお皿に盛る。白くて透明な果肉に満遍なくゴマのような小さな種がたくさん。

修一郎はドラゴンフルーツを食べたことがあるらしい。

「前食べたのより、ちょっと うす味だけどおいしい。」と言いながら、パクパク食べている。

種が多いので、食べると症状が出るかなと思いつつ、私も少しだけ食べてみた。おいしい。甘くて、やわらかくて、ちょっとソルティライチみたいな味もする。

ご近所でこんな姿の果物がなっているなんて素敵だ。

仕事をする。
今日は少し早めに切りあげることにする。

夜の庭に出る。星たちが小さく煌めいている。優しい光。光っていいなぁ。

カカオはずっと私の仕事机の隣の椅子で寝ている。

今日もいい一日だった。

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