雨漏り
2月13日(火)
朝、目が覚める。今日もブータンが おふとんの上で伸びている。むくりと起きあがる。
玄関の戸を開け、朝のぜんぶに「おはよう!」と、あいさつをする。
暖かくてきもちがいい。とても爽やかな朝。クローバーの緑色が いきいきとしている。クローバーたちも「おはよう!」と言ってくれているようだ。春に向かっているんだなぁ。
Uさんが通りかかる。
「おはようございます!」と、あいさつをする。
「あ、みるちゃん!ねぇねぇ、りんごの木が…。」と、Uさんが心配そうにしている。最近の りんごの木は、乾いた枝を ぶすっと地面に挿しているような感じなのだ。
「りんごの実は収穫して、葉っぱは ぜんぶ落ちちゃったんです。でも、春になったら新芽が出て葉っぱも ふさふさして、お花も咲きますよ。」と言うと、Uさんは笑顔になった。
「よかった〜、楽しみだわ。本当に楽しみ。」と言って、ますます笑顔になった。
カカオとブータンにご飯をあげる。
ウーちゃんとルーちゃんにエサをあげる。
朝のうちに夕食を作っておく。
修一郎が起きてくる。
食事の支度をする。食事を終えたら寝た。
今日はカラッと爽やかなので、愛車マーチの窓とドアを開けて車内を乾かすことにした。
18年になるオレンジ色のマーチは雨漏りしている。マーチの前に乗っていたパオも雨漏りしていた。雨漏りと縁がある。
足元マットの下を触ってみる。びしょっとしている。後ろの荷物を入れるところも びしょっとしている。マットを外して干す。
バックドアを開けると、上で止まらず じわ〜っと下りてきて、よくガコンッと頭に当たった。いっぱいいっぱい上げてみる。今日もじわ〜っと下りてきて加速してバンッと閉まった。
ほうきを つっかえ棒にして閉まらないように支える。ほうきって掃き掃除もできて、つっかえ棒にもなる。すごいなぁと感心する。
仕事をする。
ピンポーン。とチャイムが鳴った。
N事務所の方がみえる予定なので、
「は〜い!」と言って玄関の戸を開ける。
そこには見知らぬ男性が立っていた。名刺をくれた。Iさんと言った。Iさんのことは今まで聞いたことがなかったし、姿を見たこともなかった。なので、
「新しく入られた方なんですか?」と聞いてみた。すると、
「いえ、何年も前から居ます。」と言った。びっくりした。
中に入ってもらう。
お話をして書類を渡す。
仕事をする。
荷物が届いた。
箱を開ける。中から出てきたのは…ジャーン!
卵焼きを焼く四角いフライパン。
長年、卵焼きは小さな まるいフライパンで焼いていた。四角いフライパンを使うのは初めてだ。ワクワクする。今日の夕食はもう作ってあるので、明日このフライパンを使って卵焼きを焼いてみよう。と、楽しい計画を練る。
ごはんさんが帰ってきた。車をみてくれる。雨漏りの原因を大体突き止めてくれた。そして、
「今度、ここを修理しましょう。」と言ってくれた。
「よろしくお願いします!」と、私。
パオのときは屋根にガムテープを貼ったり、ブルーシートを貼ったりしていたけれどやっぱり雨漏りしていた。なので、最終的にはレインポンチョを着て乗っていた。
ごはんさんが修理してくれるなら心強い。
新しい車を買うのはやめたので、カーポートを設置しようかな。と考える。
今日は鍼灸治療の日。
夕方、”アットホームはりきゅう日野” の日野先生が来てくれた。
アレルギーがあるのでお灸はできない。鍼をさしてもらう。背中、腰、足、首。
「背中、ほぐしておきましょう。」と言って、日野先生が仰向けに寝ている私の背中に手を差し込んで、肩甲骨をググッと引っ張った。
「いったーーーー!」と、叫んだ。
「ですよねぇ、ごめんなさいね。」と、優しく日野先生が言った。
「反対側も。」と言って、また肩甲骨を引っ張った。
「うぐぐ…。」
そのあと、起きあがると肩が軽くなっていた。軽くなってみて初めて重かったんだと分かった。
ブータンがトコトコやってきた。先生がブータンの大きさに驚いている。
先生が帰られたあと、修一郎が起きてきた。夕食を温め直す。
注文分の絵本を梱包する。
仕事をする。看板用の絵が、あともう少しで出来あがる。
久しぶりにオタマトーンを奏でる。楽しい。
夜、庭に出る。
星が ぽつぽつ輝いていた。小さな光。可愛い。星を見るのは楽しい。毎回、新鮮な喜びに満たされる。夜のぜんぶに「おやすみ。」を言う。
カカオとブータンは遊びに出かけている。
これから眠くなるまで仕事をしよう。
今日もいい一日だった。
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